タイ人観光客向けスキーの魅力発信へ、SURF&SNOWとTalon Japanが提携
国内でスキー・スノーボードを楽しむ文化が根付いている中、訪日観光メディア「Talon Japan」と国内最大級のスキー場情報プラットフォーム「SURF&SNOW」が新たに業務提携を結びました。この提携により、タイを中心とした訪日観光客向けに、スキー場やウィンターリゾートの魅力が効果的に伝えられる仕組みが整備されます。
提携の背景と狙い
近年、ASEAN諸国から日本への訪日観光客が増加しており、特に2024年には430万人規模となる見込みです。タイからの観光客は非常に高いリピート率(70%以上)を誇っており、その中でも「自然・景勝地観光」や「スキー・スノーボード」に対する関心が特に高いことが調査結果から明らかになっています。
このような流れを受けて、SURF&SNOWはTalon Japanのネットワークを通じて、訪日観光客の集客を目指しています。しかし、言語の壁や情報の不足といった課題を抱えている企業も少なくありません。したがって、互いの強みを生かした情報発信が求められていたのです。
具体的な施策
今回の業務提携を通じて実施される施策には以下のようなものがあります。
- - Talon Japanでのスキー特集記事の掲載:日本のスキー文化やスキー場の魅力をピックアップし、魅力的な記事を通じて情報を発信します。
- - Facebookコミュニティによる情報拡散:120万人以上が参加するTalon JapanのFacebookグループでは、スキー関連の情報やキャンペーンを積極的にシェアしていきます。
- - スキー場利用を促進する商品掲載:スキー場利用に必要なサービスや商品を紹介し、訪問客の動きを促します。
- - JAPAN SKI GUIDEとの連携:タイ語版のJAPAN SKI GUIDEが11月に公開予定で、スキー場利用に必要なチケットの購入をスムーズに行える導線を整えます。
これらの施策により、訪日前の情報収集から実際の訪問時の行動まで、一貫してスキーや冬の観光体験が容易に計画できます。
新たな観光需要の創出に向けて
また、今回の提携ではタイ人インフルエンサーを起用したスキー体験のファムトリップを検討しており、地方自治体との連携を強化しながら新たな集客策を進めていく予定です。これにより、冬の日本を訪れるタイ人観光客に向けた新たな需要が創出されることが期待されています。
Talon Japanについて
Talon Japanは、日本の観光スポットや旅行に関する情報をタイ語で発信するプラットフォームとして、すでに120万人以上の観客とコミュニティを築いています。このメディアの目的は、タイ人が日本を訪れる際に役立つ情報を提供することです。また、日本企業や地方自治体の観光資源をタイにもっと広めるためのプロモーション支援も行っています。
まとめ
このように、SURF&SNOWとTalon Japanの連携は、単なる情報提供に留まらず、訪日観光客に対して新たな体験を提供することを目指くセットが整うと考えられます。この業務提携によって、今後ますます多くのタイ人の方々が日本の冬を楽しみに訪れることでしょう。