南アジア青少年が日本で環境や文化を学ぶ交流プログラム

南アジアの青少年が訪日！環境と文化を学ぶ交流プログラム

2025年12月、南アジア地域協力連合（SAARC）加盟国から選ばれた35名の青少年が日本に訪問します。この訪問は、SAARC諸国（インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルディブ）の高校生、大学生、大学院生、ならびに若手社会人を対象にした対日理解促進交流プログラム「JENESYS」の一環です。

プログラムの目的

この交流プログラムは、環境保全と自然災害への対応をテーマにしています。SAARC地域では環境問題や自然災害が深刻な課題として挙げられており、地域内の連携とともに、日本を含む国際社会との協力や知見の共有が求められています。参加者は、こうした課題に対する日本の取り組みを学ぶことで、持続可能な未来を構築するためのヒントを得ることが期待されています。

具体的なプログラム内容

プログラムは2025年12月16日から23日まで、東京都と長野県で開催されます。参加者は、日本の環境政策や防災技術についての講義を受け、実際の視察や文化体験も行います。

- オリエンテーション: 来日初日に行われるオリエンテーションで、日本滞在の情報を共有します。
- 講義: 気象庁東京管区気象台での講義では、日本の気象警報システムや気象観測の技術について学びます。
- 視察: 東京臨海広域防災公園や飯山市役所、大阪府内のエコパークなどを訪れ、現地の環境対策や地域の災害対策を実地に学んでいきます。
- 文化体験: 参加者は日本の伝統文化にも触れ、着物の試着や手すき和紙の制作体験を行います。これにより、日本の文化を深く理解することが期待されます。

ホストファミリーとの交流

プログラムの一環として、参加者は日本の家庭でホームステイを経験します。ホストファミリーとの交流を通じて、日常生活や価値観を直接体験し、国際的な友好関係を築く貴重な機会となります。

プログラムの意義

このプログラムは、SAARC諸国の青少年に対して日本の環境政策や災害対策を紹介するだけでなく、彼らの持つ経験や意見を共有し、共に持続可能な社会を目指すための強力な連携を促進します。参加者にとって、日本の文化や価値観を理解することは、今後の国際社会における役割を果たすための重要なステップとなります。

この交流プログラムを通じて、SAARC加盟国の若者たちが日本との異文化交流を深め、将来的には持続可能な課題解決に向けた国際協力の架け橋となることが期待されています。