東京・麹町でのワークショップ開催概要
2026年5月26日(火)、株式会社イマジナが東京・麹町にて、大学生および大学院生を対象とした「EQ(感情的知能)向上×自己理解ワークショップ」を実施しました。このプログラムは、AI時代に求められる「問いを立てる力」や自己理解の重要性を身につけることを目的としています。
AI時代に求められるスキル
近年、生成AIなどのデジタル技術が急速に発展している中で、従来の教育やビジネスに求められるスキルが見直されています。特に、IBMの研究によれば、AIとの協働に必要な能力としてEQの需要が2026年までに18%増加し、クリティカルシンキングも15%増加するとされています。AIは限られたデータから最適解を出すことが得意ですが、問いを自ら設定する力は人間独自のものであり、その重要性が再認識されています。
教育の現状と新たなニーズ
しかし、日本の高等教育には深刻な課題が存在します。OECDの調査によると、日本の大学生の平均学習時間は週にわずか10〜15時間であり、アメリカの半分にも満たない状況です。これでは「大学合格」や「企業への就職」をゴールとする教育が続き、学生たちが自立したマインドセットを形成できずに卒業する恐れがあります。このような背景から、入社後のミスマッチや早期離職が増え、人材のエンゲージメントが低下しているのです。
ワークショップの内容
今回のワークショップは、単なる就職活動のテクニックを学ぶのではなく、参加者のマインドセットを根本から変革することを目的としています。プログラムは以下のようなセッションで構成され、段階を踏んで進行されました。
主なセッション内容
1.
スタンス設計 - 自分の可能性を最大化するためのマインドセットの構築
2.
想定力 - 自らの言動が他者に与える影響の予測
3.
質問力の重要性 - 課題を見極めるクリティカルシンキングの養成
4.
GRITの体得 - 困難を乗り越える力と当事者意識の重要性
5.
まとめ - 学びを即行動に移すための総括
能動的な学びを促進するメモ術
ワークショップでは、受講者に対して能動的な学びを促すためのノート術が指導されました。重要な気づきを記録し、実践するためのアクションを明確にする方法を学ぶことで、ただ受け身での講義聴講から脱却し、自らの学びを深める体質が醸成されました。
アンケート結果から見る参加者の変化
ワークショップ終了後のアンケートによると、参加者は受動的な姿勢からの脱却を図り、社会人としてのプロフェッショナルなマインドセットを獲得したことが確認されました。特に「質問力」や「EQ」の重要性に関する認識が向上し、自ら問いを立て改善を目指す姿勢が強化されました。
今後の展望
イマジナでは、通常企業向けに有料で提供しているこのワークショップを、社会貢献活動として全国の大学や学生団体向けに無償で提供する方針を打ち出しました。日本の若者が単なる労働力に留まらず、自ら価値を創出する「人財」として成長するための支援を続けていくことで、教育格差の是正に取り組む決意を示しています。