ジェネシア・ベンチャーズがDEIBポリシーを制定
シード期のスタートアップに対する投資と経営支援を手掛ける株式会社ジェネシア・ベンチャーズ(代表取締役:田島 聡一、本社:東京都渋谷区)が新たに「DEIBポリシー」と「ハラスメント防止ポリシー」を策定しました。この施策は、企業の活動における公正、平等、誠実さを追求し、より良い職場環境の実現を目指しています。
DEIBポリシーの背景
ジェネシア・ベンチャーズは、「すべての人に対して公正・公平、そして誠実であり続ける」という理念を掲げています。この理念は、ビジョンである「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会の実現」に基づいています。DEIB(Diversity, Equity, Inclusion and Belonging)への取り組みは、個人の意思を尊重し、新たな価値を創造し、あるべき社会を実現させるための重要な基盤です。
「DEIBポリシー」は、ジェネシア・ベンチャーズだけでなく、スタートアップエコシステム全体に波及することを目指しており、投資先企業と共にこの理念を実践していく方針です。
DEIBの構成要素
DEIBは、以下の4つの要素から成り立っています。
1.
Diversity(多様性): 様々なバックグラウンドや意見が集まることを奨励します。
2.
Equity(公平性): すべてのメンバーが公平に機会を得られる環境を作ります。
3.
Inclusion(包摂性): 参加するすべての人が意見を述べやすい環境を整えます。
4.
Belonging(帰属意識): メンバーが自身を誇りに思い、安心して活動できるような文化を育てます。
この4つの要素は、特に多国籍で多様なメンバーをそろえたジェネシア・ベンチャーズにとっては、非常に重要なものです。
ハラスメント根絶への取り組み
ハラスメント根絶が重要な課題として浮上する中、ジェネシア・ベンチャーズは「ハラスメント防止ポリシー」も併せて制定しました。このポリシーは、ハラスメントを根本から排除し、誰もが安心して働ける環境を提供することを目的としています。
具体的には、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントはもちろん、妊娠や育児に起因するマタニティハラスメントも明確に取り扱います。さらに、社員のメンタルケアを強化するための外部相談窓口も設置されています。
社内外への取り組みの広がり
ジェネシア・ベンチャーズは、ESG投資方針に基づき、初期段階のスタートアップへの支援を強化しています。新たに導入された『The CARE』サービスは、投資先企業にメンタルケアおよびハラスメントに関する相談窓口を提供します。また、社内での研修や勉強会を通じて、メンバーの意識向上にも取り組んでいます。
最後に
ジェネシア・ベンチャーズの取り組みは、単なる社内のルール作りにとどまらず、スタートアップエコシステム全体にポジティブな影響を与えることを目指しています。公正性や多様性を重視する企業文化を築くことで、さらなる価値創造を促進し、「すべての人に豊かさをもたらす」未来を実現することに貢献していきます。これらのポリシーは、同社の理念を具現化するものであり、持続可能な社会の実現に向けた新たな一歩となるでしょう。