出前館の採用改革
2025-07-16 10:52:19

AI活用によるエンジニア採用改革—出前館が「HireRoo」を導入

出前館、エンジニア採用の新たな試み



出前館は、エンジニアの採用プロセスを革新するため、株式会社ハイヤールーが提供するAI時代のスキル面接サービス「HireRoo」を導入しました。この新しいシステムにより、スキルの可視化や選考工数の削減が実現し、今後は社内の人材育成にもこのシステムを活用する計画です。

導入の背景と課題



全国47都道府県にデリバリーサービスを展開する出前館は、特にテクノロジー基盤の強化が求められています。その中で、エンジニア組織も約200名にまで拡大。採用活動においては、現場のエンジニアによるコードレビューが採点を担当し、工数が大きな負担となっていました。

加えて、利用していた他社のコーディング試験ツールでは、問題のオリジナル性や職種、およびレベルに応じた調整が難しく、経営層や非エンジニアに対する採用基準の説明が課題となっていました。

導入の効果



出前館が「HireRoo」の導入により得た成果は以下の通りです:

1. 採点工数の大幅削減
自動採点機能により、人事担当者は専門知識がなくても、事前に設定した基準に基づいて選考を進めることができます。これにより、現場エンジニアの負担が軽減され、結果として採用業務が効率化されました。

2. 柔軟な試験設計
職種やレベルに応じた問題設定が可能になったことで、基礎知識から実務に直結する能力まで、幅広く候補者を評価できるようになりました。構造的思考や設計力に関しても、書類や面接だけでは判断しきれない部分が可視化されたため、即戦力人材を見極める手助けとなっています。

3. 評価基準の明確化
自動採点に基づくスコアが導入されたことで、社内での説明もスムーズに行えるようになりました。これにより、非エンジニアの経営層にも納得感を提供し、採用基準の透明性が確保されました。

担当者のコメント



出前館の執行役員 IT本部 本部長 米山輝一氏と人材採用グループマネージャー 小宮唯氏は、今後の採用プロセスについて期待を寄せています。書類選考の前にコーディングテストを実施する流れを試みることで、本来のスキルを持つ候補者が見過ごされるリスクを減らすことを目指しています。「エンジニアたるものコードで語れ」という思いのもと、エンジニアのスキルをしっかりと見極めるための取り組みを進めています。

スキル面接に関する発信



「HireRoo」はAIを活用したスキル面接により、多くの企業に導入されています。すでに200社以上に利用され、累計50,000件の選考を通過しました。このプラットフォームを使うことで、エンジニア採用におけるミスマッチの軽減と、面接官の評価の標準化が実現しています。

まとめ



出前館が「HireRoo」を導入したことで、エンジニア採用のプロセスに劇的な変化が訪れました。AIを活用することで、採用のプロセスがより透明かつ効率的になり、今後の人材育成や評価にも役立つことが期待されています。出前館の次なるステップに注目が集まります。


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