持続可能な未来に向けた住宅プロジェクト
株式会社奥村組は、リノベーションプラットフォームのリノベる株式会社と提携し、全国6棟の社宅を賃貸住宅として再生するプロジェクトを進めています。この取り組みは、社会的なニーズに応えつつ、持続可能な生活環境を提供することを目指しています。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは、奥村組の企業保有不動産(CRE)戦略の一環として実施されており、部屋の改修にはリノベるが深く関与しています。奥村組が所有する社宅をリノベーションして賃貸住宅に再生することで、不動産の収益化を図る他、環境に配慮した持続可能な住宅ストックを生み出すことを目指しています。
リノベーションの背景
現在、奥村組は全国で7棟の社宅を保有していますが、その中で6棟を賃貸住宅に転用することが決まりました。既存の資源を有効活用することで、新築建物の建設に比べCO²排出量の削減が期待されます。さらに、省エネ化や断熱化などの性能向上も行い、エネルギーに起因するCO²排出量のさらなる削減にも取り組んでいます。
グランドコンセプト「Human × Green × Honest Development」
このプロジェクトには、グランドコンセプトが設定されています。それは「人と人の暮らしと自然を誠実に繋げ、持続可能なまちをつくる」というもの。この理念のもと、奥村組とリノベるは2025年3月までに6棟の竣工を予定しています。
各社宅の特徴
改修が計画されている社宅は、すべて異なる特性を持っていますが、共通しているのは「持続可能で快適な住居空間を提供する」という目的です。
- - OC RESIDENCE R YOKOHAMA HINO:緑をテーマにしたコンセプトで、外観改修やコニュニティスペースの設置を行うことで生物多様性を考慮。
- - OC RESIDENCE R OJI:エントランスのバリューアップが行われ、住民の安全・安心な暮らしが確保されます。
- - OC RESIDENCE R DESHIO:少数戸のための専有部リノベーションに特化。
- - 他の社宅:すべての物件において共用部の大規模修繕と専有部のリノベーションを計画中です。
結論
奥村組はこの新たな事業を通じて、より良い住宅環境を提供すると同時に、環境にも配慮した持続可能な社会の実現を目指しています。リノベーションによって生まれる新たな空間が、住民同士のコミュニケーションを促進し、地域コミュニティの充実にも寄与するでしょう。これにより、社会から必要とされ続ける企業となるための一歩を踏み出すことが期待されます。このプロジェクトの今後に注目です。