松井冬子展開催
2025-03-04 11:22:28

松井冬子「懼怖の時代」展が12年ぶりに開催、驚愕の新作を発表

松井冬子「懼怖(おそれ)の時代」展、銀座での新たな船出



2025年3月14日、銀座のナカジマアートにて、松井冬子の個展「懼怖(おそれ)の時代」が開催されます。なんとこの展覧会、12年ぶりの開催となり、多くのファンやアート界からの期待が高まっています。展覧会のオープニングには、新たに創作された作品が公開されることに加え、この展覧会の目玉ともいえる、ブリタニカ百科事典にて“地獄の十景”として名を馳せた《終極にある異体の散在》(2007)が特別展示されます。本作品は14年ぶりの一般公開となります。

松井冬子のアート:時代を銜える作品


松井冬子は、痛みや恐怖、狂気、ナルシシズム、性、生と死といったテーマを扱ってきた先駆的なアーティストです。彼女の作品は日本の伝統的な技法を基にしておりながら、西洋の解剖学的なリアリズムやインドのミニアチュールとも呼応する独自の物語性を持っています。「懼怖の時代」という新たな立ち位置に立つ松井は、現代の不安や緊張を映し出し、見る者と作品の間に新たな対話を生み出します。

シンガーソングライターの松任谷由実は、松井の作品を「女の忍受力が崩壊する瞬間を描いた傑作」と評し、芸術家としての彼女の繊細さを強調しています。また、英米文学の権威であり、前名桜大学学長の山里勝己氏も、松井の独創性と多様性を評価し、「普遍性に到達した稀有な存在」と称賛しています。

懼怖(おそれ)の時代とは?


松井はかつて「痛覚」をテーマに作品を発表してきましたが、最近では「おそれる」という感情により深く向き合うようになったと述べています。この新しいアプローチにより、松井は日常に潜む不安や緊張感、そして過剰な執着と向き合い、これらが現実を虚偽的に感じさせる要因であることを問題提起しています。この変化は、彼女の制作や意識が「痛覚の時代」から「懼怖の時代」へと移行したことを示しています。

展覧会の詳細


開催概要


  • - 展覧会名: 松井冬子「懼怖(おそれ)の時代」展
  • - 会期: 2025年3月14日(金)~ 4月3日(木)
  • - 開館時間: 11:00-18:30(休廊日:3月20日、30日)
  • - 会場: ナカジマアート(東京都中央区銀座5-5-9アベビル3階・5階)
  • - 入場料: 無料
  • - 出品数: 約10点

この展覧会は、松井冬子の新たな活動のステージを体感し、過去の名作を再訪し、彼女のアートに触れる貴重な機会となるでしょう。特に、ブリタニカ百科事典に選ばれた作品とともに、彼女の新しい試みをぜひ見逃さないでください。

ナカジマアートについて


ナカジマアートは、1995年に開廊し、以来、多くの日本画家の作品を展示してきた銀座の画廊です。日本画の革新と魅力を広めるべく、名作から新進気鋭の作家の作品まで幅広く取り扱っています。2025年には開廊30周年を迎え、今後も新たな挑戦を続けていく予定です。松井冬子の新たな作品を通じて、伝統と現代が交差する瞬間をお楽しみください。


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