元気株式会社が製造業を革新する
元気株式会社は、東京都中野区に本社を持ち、ゲーム開発を中心に多岐にわたる技術を提供している企業です。その技術が今、製造業界に新たな風を吹き込もうとしています。最大のプロジェクトとして、株式会社荏原製作所が推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)プロジェクト「EBARA-D3™」への参画を果たしました。今回は、このプロジェクトにおける技術提供の内容と今後の展望について詳しくご紹介します。
EBARA-D3™とBeyondverse™の連携
荏原製作所のEBARA-D3™プロジェクトでは、製造現場のデジタル化に向けたシステム基盤を整備しています。元気株式会社は、その中心的な役割を担い、ナレッジ統合基盤「Beyondverse™」の実装支援を行っています。
高精度な3D空間の再現
元気株式会社はUnrealEngineを用いて、製造現場の設備や作業環境をリアルに再現。これにより利用者は、仮想空間上で事前にシミュレーションが可能となり、工程のボトルネックを事前に発見することができます。従来の製造業では体験できなかった仮想環境の中での学習が実現されるのです。
リアルタイムデータの連携
また、リアルタイムでのデータ連携も重要な要素です。人の位置、骨格情報、さらにはIoT機器のデータを可視化し、製造現場の運営に生かします。このようなデータの即時活用は、製造ラインの効率化に大きく寄与するでしょう。
堅牢なシステム基盤の設計
元気株式会社が手掛けるバックエンド基盤は、セッション制御やデータ保存・分析、セキュリティ設計を含む柔軟で強固なシステムです。今後の機能拡張にも対応可能な設計がなされており、これからの製造業のデジタル化を牽引すると期待されています。
今後の展望
元気株式会社はこの取り組みを通じて得た知見を他業種や他社にも展開していく予定です。3D空間の設計やリアルタイムデータ連携技術の応用可能性を模索し、新たな価値を生み出すことを目指します。
さらに、AI(人工知能)やXR(拡張現実)技術を統合し、高度な教育空間の開発も視野に入れています。国内外の製造現場において、多拠点や多言語対応を実現することで、グローバルな製造業の進化にも貢献したいと考えています。
デジタル技術がもたらす未来
「楽しい」を世界に届けるというビジョンのもと、ゲーム開発で培った技術はエンターテインメントを超えて産業全体の未来を変える力を持っています。元気株式会社は、リアルタイム3D技術、UXデザイン、ネットワーク設計など幅広い知見を生かし、製造業における人材育成や技術の伝承の革新を進めていきます。私たちのスローガンである「Beyond the game, beyond the industry」は、まさにこの思いを体現しているのです。
会社情報
所在地:〒164-8721 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー
代表者:代表取締役社長 堀越 水軌
URL:
https://www.genki.co.jp/
問合先:
[email protected]