デジタル化で進化する機械点検管理と写真管理の新手法

2025年6月、国際建設・測量展「CSPI－EXPO2025」に出展する株式会社レンタルのニッケンとスタジオメグ株式会社が新たに提供する点検記録簿アプリと姿見アプリが注目を集めています。この2つのアプリは、機械の点検管理や写真管理をデジタルで効率化することを目的としています。

効率的な点検記録簿管理

レンタルのニッケンが提供する「点検記録簿アプリ」は、スマートフォンを使用して簡単に機械の点検記録を作成・管理できる機能が備わっています。ユーザーは機械CDや管理番号を入力することで、出庫前点検や月次点検、特定自体点検、年次点検といった作業を選択でき、その際には機械に応じた必要項目が自動で設定されます。これによって、社内にある250種類以上の点検表と連携し、ペーパーレス化が進むのです。特に、インストール不要で独立した運用が可能という点が大きな魅力です。

機械の姿をビジュアルで管理

一方、「姿見アプリ」は、機械コードと管理番号を入力するだけで、その機械の最新の姿見写真が表示されます。貸し出し時の写真を表示しながら、返却の際に傷が増えていれば追加撮影することができます。過去の貸出や返却時の写真も保存できるため、業務のトレーサビリティを高めることにもつながります。古い写真は自動で削除されるため、サーバーの容量も適切に管理されます。

DX推進への貢献

レンタルのニッケンは、これらのアプリを活用することにより、機械の点検管理に関する間接的な業務時間を大幅に短縮することに成功しました。その結果、提供する商品やサービスの質も向上し、より迅速な対応が可能になっています。一方、スタジオメグは開発したアプリを通じて、建設機械レンタル業界だけでなく、他の産業の発展にも寄与することを目指しています。

展示会の参加

この度のCSPI－EXPO2025では、最新のデジタルテクノロジーと効率的な業務運営のノウハウを共有し、多くの関係者にアプリのメリットを伝える機会としています。会期は2025年6月18日から21日までで、幕張メッセ展示ホール1から6番の会場で行われます。業務の効率化を考える企業関係者にとって、新たなアプローチを学ぶ貴重なチャンスとなることでしょう。