スカイディスクと東京ガスが手を組み製造業のDXを加速
福岡を拠点とする株式会社スカイディスクは、東京ガス株式会社との資本業務提携を発表しました。これにより、製造業向けのDX支援が新たなレベルへと進化すると期待されています。スカイディスクは「ものづくりを、もっとクリエイティブに」をミッションに掲げ、自社開発の生産計画自動立案システム「最適ワークス」を通じて、製造業の現場に革命をもたらしています。一方、東京ガスは業界大手としての知見を生かし、スカイディスクとの連携を通じて自らのソリューションを強化します。
資本業務提携の背景
スカイディスクは、創業以来約272社の製造業と550件以上のプロジェクトに取り組んでおり、その間に得た知見をもとに、AIを活用したDX推進を行っています。今回の提携により、東京ガスが持つ経営リソースや製造業に特化した知見を活用し、さらなる成長と価値創造を目指します。
具体的には、東京ガスの「Joyシリーズ」との連携販売や、顧客ネットワークを活用した「最適ワークス」の提供促進が挙げられます。これにより、製造業の生産計画立案における様々な課題を解決する新たなソリューションが提供される予定です。
最適ワークスとは
最適ワークスは、AIを活用した生産計画自動立案システムです。顧客からのオーダー情報をもとに、必要な生産計画を瞬時に立てることができ、工場運営の効率化を大幅に向上させます。このシステムは、2022年4月のリリース以来、150社以上に導入されてきました。ここから得られるデータは、各製造業の特性に応じた生産プロセスの最適化に寄与します。
最適ワークスの特徴として、その独自開発エンジンが存在します。これにより、計画業務の効率化だけでなく、現場でのリアルタイムな運用も実現。納期遵守や品質担保、在庫管理の最適化を可能にします。
今後の展望
杭のあるスカイディスクと東京ガスの提携は、ただのビジネスパートナーシップに留まりません。両社の強みを融合させることで、生産計画の立案から実行までをスマートに実現する道が拓かれます。また、提携後も既存株主たちは引き続き参画を希望しており、経験やノウハウを活かしながら、さらなる相乗効果を生むことが期待されています。
東京ガスは、1895年の設立以来、エネルギー安定供給と脱炭素化を両立させることをテーマにさまざまな事業を展開してきました。この新たなソリューション事業「IGNITURE」を通じて、顧客のニーズに応じた製造業向けのサポートを強化する方針です。
終わりに
スカイディスクと東京ガスの資本業務提携は、製造業における新たなDXの幕開けとなるでしょう。今後の動向に注目し、製造現場の進化がどのように進むかを見守っていきたいと思います。