楳図かずお特集
2025-03-11 12:47:16

恐怖漫画の巨匠・楳図かずおの世界を再訪する追悼特集

漫画家・伊藤潤二が語る楳図かずおとの思い出



2024年10月に逝去されたホラー漫画の巨匠、楳図かずおの追悼特集がCS衛星劇場にて開催されます。この特集では、楳図作品を基にした映画が9本放送され、その魅力が再評価される場となります。特に注目したいのは、ホラー漫画家であり楳図ファンでもある伊藤潤二さんへのインタビューです。彼の幼少期の思い出や、楳図作品との出会いについて語られました。

幼少期の楳図作品との出会い



伊藤さんは、保育園に入る前に彼の姉が持っていた「ミイラ先生」を読んだときの衝撃を振り返ります。ミイラという恐怖の存在が美少女たちを襲うという独特のストーリーに、幼心にエロティシズムを感じていたといいます。この出会いから、彼は楳図かずおの作品にすっかり魅了され、その後も数多くの作品を読み続けます。その中でも特に「のろいの館」(原題:赤んぼ少女)や「まことちゃん」に思い入れがあるようです。

楳図賞と漫画家への道



23歳のときに楳図賞が創設され、伊藤さんの代表作「富江」が佳作に選ばれたことが彼の漫画家としてのスタート地点となりました。歯科技工士として働きながら、漫画を描くことを続けていた彼は、当時の苦しみと希望を語ります。応募の際の苦労や、自信を持って送った作品が評価された瞬間は、今でも鮮明な記憶として残っているようです。

楳図かずおとの対談



2011年に楳図先生と初めてお会いしたときの緊張感も思い出の一つ。彼は楳図先生から優しい言葉をかけられた経験を語り、さらにその後の食事や対談のエピソードもあげます。楳図先生との対話を通じて、彼の優しさや作品に対する深い愛情を感じたと語りました。

特集映画の魅力



今回の「追悼特集楳図かずお原作映画傑作選」では、『洗礼』や『神の左手悪魔の右手』など、特に印象に残る作品が多く放送されます。伊藤さんも初めて見る作品に大いに楽しさを感じ、特に女優の今村理恵さんの演技に感銘を受けたと語っています。また、彼の好きな金子修介監督や黒沢清監督の作品も放送されるため、映画ファンも見逃せない内容となっています。

視聴者へのメッセージ



最後に、伊藤さんは特集作品をぜひ多くの人に見てほしいとメッセージを送ります。映画化された楳図作品がその魅力を発揮し、製作者たちの感情がしっかりと表現される姿は、視聴者に強い印象を残すに違いありません。すべての作品に愛が込められ、俳優の芝居も非常に力強く感じられることでしょう。

まとめ



映画という形で再評価される楳図かずおの作品から、私たちは何を感じるのでしょうか。特集放送は3月から。ぜひ、彼の独特な世界観に触れて、新たな感動を体験してみてください。


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