イマジナが講じた「感性とビジネスの関係」
2026年1月22日、株式会社イマジナが女子美術大学で特別講義を開催しました。この講義では、デザインやクリエイティブがビジネスの世界でどのように評価されるか、またその現実に対して美大生たちが持つ「感性」をどう活かしていくのかというテーマが掘り下げられました。
イマジナの代表取締役、関野吉記氏は、クリエイティブの敗北や売上を生む仕掛けについて具体的に論じ、通常の企業説明とは一線を画した内容が学びの場となりました。
講義の内容とハイライト
「5%の罠」とは?
講義の中では、学生が将来クリエイターとして直面する「デザインとビジネスの乖離」を、「5%の罠」という視点で深く考察しました。特に印象的だったのは「人は脳で見たいものを見ている」という心理学的側面です。
コーラの缶を例に取り上げ、外見的には赤が一色も使われていないのに、学生たちには赤く見えているということから、消費者の見方や感覚がいかに主観的であるかを考えさせる内容でした。このことを通じて、ただ美しいだけのデザインがなぜ売上につながらないのかを問いかけ、学生の理解を深めました。
マクドナルドの失敗例
さらに、マクドナルドを例に、アンケート調査による「理性」が消費行動にどのように影響するかについても語られました。ヘルシーなメニューへの需要が消費者から感じられる一方、実際の行動(本能)はジャンキーな選択へと導くことが多い現実に触れ、「消費者の言葉をそのまま受け取ったクリエイティブが、時にビジネスを壊してしまう」という現実を伝えました。
意外な広告の結果
アメリカのスーパーボウルにおいて好感度の高い広告が、実際の売上では最下位となってしまった事例も取り上げられました。セレブを起用した広告よりも、無名の女性が踊るシンプルな広告の方が効果的だったという結果が示され、感情と行動の間にあるギャップを美大生たちに再認識させました。
イマジナの目指すところ
イマジナは、単なるデザインに留まらず、行動経済学や組織心理学の知見をビジネスに組み込み、企業文化の根底から変革することを目指しています。
彼らは、インナーブランディングの重要性を強調し、企業が成長するためにはまず働く人々の意識を改革する必要があると提言しています。
また、彼らはデザイナー職ではなく、クリエイティブな思考を経営戦略に転換できる人材を求めています。
採用情報について
イマジナは、この講義に感銘を受けた学生たちを対象に、「自分の感性を社会を動かす戦略にしたい」と考える人材の採用を行っています。募集人数は10名で、全学部全学科が対象です。選考フローには、カジュアル面談やインターンシップも含まれており、29年度卒業予定の学生にとって新たな挑戦の場となるでしょう。
会社概要
イマジナは、3,000社以上の実績を有するブランディングファームで、「日本を代表する企業を、世界を代表するブランドへ」を掲げて活動しています。広告宣伝にとどまらず、企業の経営問題をクリエイティブと戦略の両面から解決することを使命としています。詳細は公式サイトをご覧ください。
イマジナ 公式サイト
本講義についての問い合わせ先も、イマジナの青江美波さん(電話: 03-3511-5525)までお気軽にお尋ねください。