多機能トイレの意識調査が示す外出先トイレ利用の実態と課題
特定非営利活動法人Check(代表理事:金子健二)が運営する多機能トイレ情報共有サービス「Check A Toilet」は、外出先でのトイレ利用に関する意識調査を実施。その結果、多機能トイレに対するニーズや利用者の意識が明らかになりました。この調査からは、特に障害を持つ方々や子育てをする親にとって、多機能トイレの重要性が際立っています。
多機能トイレの利用状況
現代では、多機能トイレが町や公共施設に広がり、誰もが利用しやすい環境が整ってきました。しかし、それに伴い新たな課題も出てきています。調査によると、多機能トイレを利用する主な理由として、車いすを使用する方や障害を持つ方、そして小さな子供を持つ親たちが挙げられています。これらのユーザーにとって、利用しやすいトイレの存在は非常に重要です。
調査の結果
調査は全国の15歳から90歳の男女300人を対象に、インターネットで実施されました。具体的な質問とその結果は以下の通りです。
- - Q1:外出先で、平均何分くらい「洋式トイレ」を利用していますか?
- 1分:17.67%
- 3分:45.33%
- 5分:28%
- 8分:2.67%
- 10分:6.33%
-
平均利用時間:3.78分
- - Q2:外出先で、どこの「洋式トイレ」を利用していますか?
(複数回答)
- オフィス:31.67%
- 商業施設:80%
- 公共施設:54.33%
- 交通機関:32.33%
- 宿泊施設:27.33%
- - Q3:外出先で、多目的トイレ(車いすマークのトイレ)を利用したことがありますか?
- 利用したことがある:43%
- 利用したことがない:57%
- - Q4:外出先でお腹が痛くて洋式トイレが空いていなかった時、多目的トイレが空いていたら利用しますか?
- 利用する:79%
- 利用しない:21%
これらの結果は、外出先におけるトイレ選びの実態を如実に表しています。特に、洋式トイレの利用時間が平均3.78分と比較的短いことが多機能トイレの利用意向65%を超えて後押ししていることが分かりました。
NPO法人Checkの見解
この調査に基づき、NPO法人Checkは一般健常者の約80%が切羽詰まった状況であれば多機能トイレを利用する可能性が高いことを示しました。多機能トイレは優先的に必要な方に利用していただくための設備ですので、一般健常者の利用は控えてほしいという声が上がっています。利用する際は、できるだけ空けておく心構えが求められます。
施設運営者への提言
また、施設の運営者に対しても多機能トイレの機能を分散させることを推奨しています。リニューアルや新設の際には、利用者全体が快適に過ごせるようなトイレ環境作りが重要です。
結論
今後も、外出先のトイレ利用についての認識を深め、必要なルールや取り組みを進めていくことが求められるでしょう。多機能トイレは、すべての人が安心して利用できる公共の場を実現するために重要な要素です。
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