音楽が織りなす物語『ヴァーリャの冒険』が受賞！SSFF & ASIA 2025

新たなサウンドの魅力を体感！

2025年に開催された「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア（SSFF & ASIA）」において、J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARDの栄光に輝いたのは、ポルトガルのゴンサロ・アルメイダ監督による短編アニメーション『ヴァーリャの冒険（Atom & Void）』です。その独創的なサウンドデザインとストーリーテリングが、多くのリスナーと観客を魅了しました。

J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARDとは？

この賞は、音楽やサウンドが重要な役割を果たす短編映画作品に贈られます。J-WAVEのリスナー100名が審査員となり、サウンドデザイン、プロダクションのクオリティ、メッセージ性、オリジナリティ、そしてストーリーの各要素を評価しました。その結果、受賞作として『ヴァーリャの冒険』が選ばれました。

受賞作『ヴァーリャの冒険（Atom & Void）』の魅力

作品のインパクトは、圧倒的なサウンドデザインに起因しています。リアルなクモの音や、その生息環境に関する音響表現が高く評価され、視聴者を作品の世界に引き込む力を持っています。特に、静謐な音や繊細な音が巧みに交差し、ミステリアスな雰囲気を醸し出しています。

クモの感情や物語の雰囲気が、セリフなしで音だけで描かれるという手法も評価されました。然るべき状況に相応しい音響デザインが織りなす物語は、観る者に深い印象を与え、「まるで自分がクモと一緒に冒険しているかのようだ」と感じさせるようです。

作品詳細と上映情報

- 英語タイトル: Atom & Void
- 日本語タイトル: ヴァーリャの冒険
- 監督: ゴンサロ・アルメイダ
- 制作国: ポルトガル
- 上映時間: 8分45秒
- ジャンル: アニメーション

「ヴァーリャの冒険」は、2025年6月12日から30日までの期間にSSFF & ASIA 2025のオンライングランドシアターで特別先行配信されています。興味のある方は、ぜひご覧ください。詳細はこちら。

受賞監督ゴンサロ・アルメイダの想い

受賞に際し、ゴンサロ監督は「日本で初めてこの作品を上映する機会を得られ、心から感謝しています。音楽やサウンドの重要性を認識していただき、信じられない栄誉を受けたと思っています」とコメントしています。この思いは、日本のファンタジックなジャンルへの彼の敬意と共に、作品の魅力を一層引き立てています。

今後の展望

受賞作品としての特別な先行配信に続き、別のノミネート作品「NOVA」や「Les Bêtes」、「Bowl Meets Girl」、「Butterfly」、「Apocalypse」も同時期に配信される予定です。これらの作品も合わせて、ぜひご注目ください。

SSFF & ASIA 2025の開催期間は、4月24日から6月30日までです。映画祭代表の別所哲也氏も要注目です！多種多様な短編作品に出会えるこの機会をお見逃しなく！

公式サイト: SSFF & ASIA 2025