樹木精油の可能性
2026-09-03 11:09:45

樹木精油がもたらすオフィス空間の新しい可能性とは

樹木精油がもたらすオフィス空間の新しい可能性



アットアロマ株式会社は、国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所、A Green株式会社との共同研究において、樹木精油が人々の心理や生理に及ぼす影響についての実証調査を行いました。この研究の狙いは、樹木精油が私たちの生活にどのように寄与するかを科学的に示すことにあります。近年、ウェルビーイングや生産性の向上に対する関心が高まる中、オフィスや生活空間に香りを取り入れる動きが進んでいますが、その効果に関する具体的な科学的データはまだ少ないのが現状です。

研究の背景



天然アロマを活用した空間デザインは、心の安らぎや快適さを提供する手法として注目を集めていますが、それぞれの樹木精油の性質や影響についての詳細な研究は不足しています。樹木精油は森林資源を基にした天然素材であり、樹種ごとに異なる香りの成分が特有の特徴を持っています。これらの違いを探求することで、香りの効果を最大限に引き出し、オフィス空間や他の環境での活用を進めていくことが可能です。

研究の実施



本研究では、国内外から選んだ10種類の樹木精油を対象に、印象評価、脳波測定、香り成分分析を行いました。これにより、各精油の特徴や人への影響を科学的に比較することを目指しました。

使用した樹木精油一覧


1. ヒバ(石川県産)
2. トドマツ(北海道産)
3. スギ(九州産)
4. ホワイトサイプレス(オーストラリア産)
5. クロモジ(長野県産)
6. ヒノキ(奈良県産)
7. コウヤマキ(奈良県・和歌山県産)
8. ユーカリ(中国産)
9. ヒノキリーフ(長野県産)
10. ホーウッド(中国産)

お気に入りの香り


参加者による印象評価の結果、最も人気があったのはヒノキで、次いでホワイトサイプレスとヒバが続きました。この評価から見えてくるのは、穏やかさや心地よさを感じられる香りが好まれる傾向です。

香りの印象と脳波データ


研究結果では、樹木精油は「穏やかさ」「豊かさ」「個性」という三つの印象軸に整理されました。特にスギは穏やかさを、クロモジは個性を強く印象づけました。また、脳波のデータからは、9種類の樹木精油がオフィス環境での集中力を高める可能性があることが示されました。

これからの展望



アットアロマは、この研究の結果をもとに、オフィスや商業施設などさまざまな空間における香りのデザインや、天然樹木精油を用いた新たな商品やサービスの開発に役立てていく方針です。森林資源の価値を高めつつ、人々の快適な生活空間の構築に貢献することを目指しています。

共同研究パートナー



本研究には、森林総合研究所やA Green株式会社の専門的な知見が活かされており、それぞれの機関が果たした役割を明確にすることで、樹木精油の持つポテンシャルを引き出すための重要な基盤を築くことができました。

学会発表について



今回の研究成果は、令和8年度 第39回におい・かおり環境学会において、研究者たちによって発表されました。これにより、さらなる研究の進展と公的な認知が期待されています。

結論



樹木精油の特性を科学的に解明し、その可能性を広げることで、より心地よい環境作りの手助けとなることでしょう。今後もアットアロマは、森林資源の持続可能な利用と、香りの力を生かした新しい価値の創出に努めてまいります。


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