竹生企画第四弾『マイクロバスと安定』東京公演が開幕!
竹中直人と生瀬勝久による新たな演劇ユニット「竹生企画」の第四弾『マイクロバスと安定』が、11月8日に東京の下北沢本多劇場で幕を開けました。 この作品は作・演出に倉持裕を迎え、竹中さんと生瀬さんが選んだ旬の俳優たちをゲストに迎えた特別な舞台です。
物語の概要
舞台は、成清圭吾(竹中直人)の自宅兼稽古場に旧友の戸張修一郎(生瀬勝久)とその娘・早帆(飯豊まりえ)が訪れるところから始まります。作品には稽古をしながら成清のもとに集まる様々な人々が登場し、彼らの状況や個々の心情、価値観の違いが描かれています。人間関係の微妙さや摩擦が浮き上がり、観客の心に触れるストーリー展開は、まさに倉持裕の真骨頂です。
心理サスペンスの魅力
今回の作品は、日常と非日常が交差する独特の設定で、観るものの心を掴む要素が詰まっています。台詞の言葉選びは、観客の感情を引き出す巧みさがあります。一つ一つの言葉が生かされ、シリアスな中に少しのユーモアを感じさせる場面も多く、笑いと緊張感が交錯します。
さらに、成清というキャラクターを中心に展開するストーリーは、観る者に自らの心情を問い掛けるような深さがあります。目の前で展開されるキャストの熱演に、思わず引き込まれてしまうこと間違いなしです。
俳優たちの演技
出演者たちの演技も見どころです。竹中直人は瞬間瞬間に役の心情を巧みに表現し、生瀬勝久の重厚な演技が物語全体を通底しています。飯豊まりえは凜とした存在感を放ち、戸塚純貴の繊細な演技は観客に寄り添います。サリngROCKが演じる女優も一味違った違和感を生み出し、物語をさらに引き立てます。浜野謙太は、変化を与える重要な役を軽やかにこなし、舞台全体に絶妙なバランスをもたらしています。
スタッフの貢献
倉持の演出は、物語のリアルさを引き立てるための美術や照明、音響の仕事に支えられています。また、時折流れる栗コーダーカルテットの音楽は、現実と非現実の境界を明確にし、心地よい雰囲気を醸成します。
公演情報
東京公演は11月30日まで、続いて12月には兵庫や広島など全国を巡ります。観客の反応によって毎回の上演が変化する柔軟な本作は、特に生の舞台ならではの楽しみがあります。チケットは現在も販売中で、当日券は1時間前から劇場で購入できるため、ぜひ足を運んでみてください。
コメント集
公演に際し、作・演出の倉持裕や出演者たちからのコメントも届いています。倉持は、舞台を創る中での時間の重要性を感じており、竹中は初日前日の緊張感を語っていました。また、生瀬は観客の反応を大切にし、キャスト一同がこの作品に込めた思いを大事にしたいと述べています。これらの思いを胸に、作品は進化を続けていくのでしょう。
竹生企画の最新作『マイクロバスと安定』、その魅力を生で体感できる貴重な機会です。観劇を通じて、ぜひ心の内側と向き合う時間をお楽しみください。