日本初の里山型樹木葬、その背景とは
近年、樹木葬が少しずつ広がりを見せていますが、中でも特筆すべきは、せいざん株式会社と知勝院が連携し創り出した日本初の里山型樹木葬の仕組みです。都市部に暮らす私たちが、最後には自然の中で安らかに眠るという新しい供養のかたちが誕生しました。この取り組みは、「祈り」を日常から都会と地方の豊かな自然へとつなぐものです。
樹木葬とグリーンウォッシュ
現在、樹木葬という存在は多くの人々に知られるようになりました。しかし、表面上の環境配慮と実態の乖離、いわゆる「グリーンウォッシュ」と呼ばれる問題も出てきているのが現実です。
1.
広告表現と実態の乖離
「自然に還る」ことを謳っていても、多くの樹木葬では遺骨がコンクリートの納骨室に収められたまま、表面だけが緑で飾られている場合もあります。このような形態は、真の「自然に還る」という理念から遠く離れています。
2.
管理の難しさ
安価で管理費が不要という魅力もありますが、継続的な管理がなければ、供養の場は劣化してしまいます。契約者が安心するためには、維持費用の確保と適切な管理が不可欠です。
3.
構造の欠陥
永代供養の中で、情報が適切に伝わらないことから、連絡がつかないまま遺骨が無視されるリスクも懸念されています。これは、契約者に真の安らぎをもたらす供養の形から遠いものです。
知勝院の真正な樹木葬とは
知勝院の樹木葬の理念は「完全に自然へ還る」こと。そして、その実現のために多くの労力をかけています。周辺の里山を再生させ、自然環境の保護をも目指しています。
知勝院では、遺骨をコンクリート室に納めることなく、直接土に還します。これは、「自然環境に還る」という理想を追求しているからこそ、それを可能にする仕組みを整えています。契約者から得た資金はすべて、里山の保全活動に活用され、まさに共生の形を実現しています。
都市と里山をつなぐ供養の新しいモデル
せいざん株式会社と知勝院によるこの取り組みは、単なる供養の枠を超え、社会貢献を視野に入れたものです。都市部では身近な寺院を利用し、日常的な供養が可能。一方で、故人は岩手の里山で安らかに眠ることができます。このように、日常の「祈り」と自然再生を結びつけることで、新たな循環型供養のモデルが確立されたのです。
まとめ
この里山型樹木葬は、私たちの「祈り」を自然に還す力強いメッセージを発信しています。消費と供養が乖離してしまった現代において、知勝院とせいざん株式会社による取り組みは、持続可能な環境保護と真の供養を両立させる希望の光を放っています。これからも、次世代へと続く自然環境を守り続けるために、この活動が多くの人々に認知され、実際に行動されていくことを期待しています。
フォーラムのお知らせ
知勝院主催、せいざん株式会社共催による「樹木葬フォーラム」が開催されます。樹木葬や里山型供養に興味がある方はぜひ参加してください。詳細については公式サイトをご覧ください。