出光興産、新たなエンジンオイルの海外展開
出光興産株式会社は、植物由来の成分を使用したレーシングエンジンオイル「IDEMITSU IFG Plantech Racing」の海外販売に向け、AnyMind Group株式会社とタッグを組み、BPaaSモデルの「グローバルECソリューション」を提供スタートしました。
背景と狙い
この取り組みは、出光興産が掲げるCSRの一環として、カーボンニュートラル社会の実現に寄与することを目的としています。出光興産はエネルギーと素材の安定供給を追求し、2050年に向けた持続可能な社会の構築に向け、さまざまな開発を行っています。この度、新たに開発された「IDEMITSU IFG Plantech Racing」は、エコロジーと高いレース性能を兼ね備えた製品であり、サーキットでの競技用に設計されています。
このエンジンオイルは、80%以上を植物由来の原材料で構成され、米国石油協会のAPI認証を取得していることでも知られています。これにより、環境への負荷を軽減しながら高いレベルのパフォーマンスを実現しています。出光興産の潤滑油事業部長、伊藤則章氏は、長年の技術力を駆使したこの新製品を通じて、世界中の顧客に安心して商品を提供できることに自信を持っています。
EC展開の詳報
AnyMind Groupは、そのテクノロジーとローカルネットワークを活用し、海外市場での物流やデジタルマーケティングを手掛けます。具体的には、現地ECサイトの構築や、EC管理プラットフォーム「AnyX」を使用した運営支援、さらには、グローバル物流プラットフォーム「AnyLogi」を駆使したクロスボーダー物流の整備を行います。
展開する国としては、シンガポール、タイ、マレーシア、オーストラリアなどが挙げられます。これにより、出光興産は新しい市場に進出し、その製品を広めるチャンスを得ます。マーケティング活動も強化されることで、商品の認知度向上と販売促進を期待されています。特に、デジタルマーケティングプラットフォーム「AnyDigital」や会話型コマースプラットフォーム「AnyChat」の利用により、消費者とのコミュニケーションも円滑に行えるようになります。
今後の展望
出光興産とAnyMind Groupの協力によって、新しいECサービスが生まれ、日系企業の国際的な成長が促進されることでしょう。十河宏輔氏(AnyMind Group CEO)は、出光興産の革新技術を支援できることを嬉しく思っており、企業の持続可能性に寄与しつつ、成長を見込んでいます。この動きは、サステイナブルなマーケットプレイスの拡大を促進し、多くの企業が持続可能な製品やサービスを提供する一助となるでしょう。
出光興産の製品情報
「IDEMITSU IFG/IRG Series」については、公式サイトで詳細が紹介されています。運転を愛する方々に向けて、エンジン性能を引き出すために製造されたこのシリーズは、ドライビングエンスージアストのニーズに応えられる製品群です。公式サイトは
こちらとなります。
まとめ
出光興産とAnyMind Groupの取り組みは、EC市場の新たなモデルを確立するとともに、環境負荷を軽減する革新的な製品を提供することに繋がります。これにより、持続可能な未来を築く一助となることでしょう。それぞれの企業が持つ強みを活かし、グローバルなエコシステムの一歩先を行く施策が実現することが期待されます。