冬の遠野物語
2025-06-10 15:53:04

Kバレエが描く新たな「遠野物語」今冬上演!幻想の舞踏と哀しみの愛情

Kバレエの最新作『踊る。遠野物語』が上演決定!



今冬、Kバレエの新作『踊る。遠野物語』が舞台に登場します。この作品は、著名な振付家・森山開次が手がけるもので、彼の独自の美学と、日本の伝説を融合させた魅力的な舞台となる予定です。特に、同プロジェクトには舞踏界の巨匠・麿 赤兒や、新星尾上眞秀が出演し、バレエ、舞踏、歌舞伎の見事な競演が期待されています。

物語の背景



この作品は、特攻隊員とその許嫁の悲恋を中心に描かれた物語です。1945年、青年が戦闘機で「遠野」に不時着したことから始まります。この土地はこの世とあの世が交差する場所として描かれており、青年は愛しい許嫁の面影を追い求めながら、様々な神秘的な存在に出会っていきます。「会いたい、話したい、無性に」と綴られた彼の遺書から、愛の切なさが溢れ出ており、観客にもその感情が深く響くことでしょう。

物語は、青年がこの世と異界の境界でさまよう中で進行し、オシラサマや雪女、山姥といったキャラクターたちと出会います。そして、彼が見つける許嫁の面影が感動を深め、視覚と心を揺さぶります。

出演者とスタッフ



森山開次自身が踊る「河童」として、彼の振付は独特の世界観を生み出します。そして、82歳の麿 赤兒はその存在感で観客を引き込み、新たな地平を開きます。初舞台を迎える尾上眞秀は、この物語の重要な役割を担い、特攻隊員の魂を導く役どころを演じます。彼の演技は、若さ溢れる表現で多くの新たな可能性を示すことでしょう。

この作品は、明治43年に柳田國男が編纂した「遠野物語」へのオマージュでもあり、戦後80年、そして柳田の生誕150年の節目に、命の尊厳や死者との対話を検証する機会ともなります。

公演情報



『K-BALLET Opto』の第4弾公演として位置づけられる本作は、2025年12月26日から28日まで東京で上演され、翌年の1月には東北ツアーも予定されています。会場は東京建物 Brillia HALLで、特別な体験が待っています。チケットは11月から販売される予定で、プラチナシートには特製クリアファイルとサイン付きの特典もあり、お見逃しなく。

この冬、Kバレエが紡ぐ幻想的な物語を、ぜひその目で体感してください。そして、そこに込められた愛と哀しみのメッセージを心に刻みましょう。観客が共鳴し、感動する瞬間が訪れることを期待しています。


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