ニーズウェルとインフォディオが業務提携
2025年4月7日、東京に本社を構える株式会社インフォディオが、同じく東京に本社を置く株式会社ニーズウェルとの業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携により、両社は長期的な協力関係を構築し、ITソリューションの提供を通じて各分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進していくことを目指しています。
提携の背景
ニーズウェルは独立系のシステムインテグレータとして、多岐にわたる業界の金融系システムの開発を得意としており、AIやRPAなどの先進技術を駆使して、企業や公共機関向けに特化した各種ITソリューションを展開しています。一方で、インフォディオは、高精度のAI-OCR技術「スマートOCR」や、電子帳簿保存法に対応したSaaS「DenHo」を提供しており、顧客のニーズに応じたプロダクトを自社で企画・開発・運用する体制を整えています。
この提携により、インフォディオが独自に開発した「スマートOCR」や「DenHo」の機能が、ニーズウェルが開発した請求管理システム「コンカー」に組み込まれることになります。これにより、中堅・中小企業に向けても、「スマートOCR」や「DenHo」を通じた効率的なデータ登録が実現されることが期待されています。
業務提携の目的
両社の協業の狙いは、公共分野におけるDX推進にあります。具体的には、インフォディオの「スマートOCR」にBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ソリューションを組み合わせ、紙のデータをデジタル化するサービスを提供する計画です。この取り組みは、官公庁や自治体の入札にも共同で取り組むことで、さらなる事業拡大を目指します。
業績への影響と今後の見通し
この業務提携は、長期的に見ると、両社の業績や企業価値の向上につながると考えられています。特に、公共分野におけるDX化の事業領域が拡大することで、新たな市場機会が生まれることが期待されます。今後も両社は、協業を一層強化し、ITソリューション市場における成長を図る所存です。
両社の会社概要
株式会社ニーズウェル
- - 設立:1986年10月
- - 代表者:船津 浩三
- - 事業内容:ソフトウェア開発、運用、保守
- - 公式サイト:株式会社ニーズウェル
株式会社インフォディオ
- - 設立:2002年7月
- - 代表者:勝本 伸弘
- - 事業内容:AI-OCRソリューション「スマートOCR」、電子帳簿保存ソリューション「DenHo」の開発・運用・販売
- - 公式サイト:株式会社インフォディオ
この業務提携を機に、インフォディオとニーズウェルは、IT業界における新たなビジネスチャンスを模索し、顧客への価値提供をより一層充実させていくでしょう。今後の両社の動向に注目です。