キヤノン製品が「機械工業デザイン賞 IDEA」で受賞
日刊工業新聞社が主催する「第56回 機械工業デザイン賞 IDEA」で、キヤノンの製品が際立つ成績を収めました。商業印刷機「varioPRINT iX1700」が最優秀賞に当たる「経済産業大臣賞」を受賞し、全身用X線CT診断装置「Aquilion Rise」が「日本デザイン振興会賞」を獲得しました。この受賞により、キヤノングループは2年連続3回目の最優秀賞受賞となります。
受賞した製品の特長
varioPRINT iX1700
「varioPRINT iX1700」は、商業印刷向けのインクジェットデジタルプレスです。印刷速度はA4サイズで毎分170枚、B3サイズで毎分73枚と非常に高速で、印刷品質もオフセット印刷に匹敵するほどの高いレベルを維持しています。この機種は、インク循環機構と高精細プリントヘッドを搭載しており、安定した印刷が可能です。さらに、ナビゲーションLEDを使用した直感的な操作設計により、作業効率を向上させています。加えて、天面部分はフラットに設計されており、一時的な物置や簡易作業スペースとしても利用できます。
Aquilion Rise
一方、全身用X線CT診断装置「Aquilion Rise」は、慶應義塾大学との共同開発によって生まれた装置です。この機器は、臥位、立位、座位といった多様なポジションでの検査が可能です。片側支えのガントリ構造を採用しているため、検査時の動線がスムーズで、患者にとっても医療従事者にとっても利便性を高めています。きれいな曲面を多用したデザインにより、装置の圧迫感が軽減され、検査室の開放感を損なうことなく、視認性も向上しています。また、ボア開放部の照明により、明るさが確保され、患者の緊張を和らげる配慮がされています。
国際的な評価
この二つの製品は、ドイツの「iFデザインアワード」でも認められ、デザイン面での評判も高まっています。キヤノングループが「機械工業デザイン賞 IDEA」での受賞は19回目であり、最優秀賞の受賞も重ねています。今後も性能とデザインの両立を目指し、革新を続けていく姿勢を示しています。
機械工業デザイン賞 IDEAとは?
「機械工業デザイン賞 IDEA」は1970年に創設され、日本の工業製品のデザイン発展を目的とし、さまざまな観点から審査が行われる権威ある賞です。審査委員会には関係省庁の専門家や大学からの参画があり、56回目を迎える今年も多くの優れた製品が競っています。
今回の受賞を機に、キヤノンがさらなる技術革新とデザイン追求を続けることに期待を寄せます。また、「varioPRINT iX1700」の詳細については、
こちらの公式ウェブサイトをぜひご覧ください。