東京から世界へ飛び立つ子どもたち
一般社団法人エル・システマジャパンが主催する「東京子どもアンサンブル」、「相馬子どもコーラス」、「舞鶴子どもコーラス」のメンバーたちが、2025年8月5日から韓国で行われる青少年交流プログラムに参加します。このプログラムは、韓国芸術文化教育振興院が実施しており、韓国を含む様々な国からの480名の若者たちとの出会いが待っています。音楽を通じた国際交流を行うこの取り組みは、参加者たちにとってかけがえのない成長の機会となることでしょう。
エル・システマの理念とは?
エル・システマは、もともと1975年にベネズエラで始まった音楽教育プログラムです。貧困や社会的な問題を抱える子どもたちに対し、音楽を通じて希望と自信を提供することを目的としています。日本でも、特に東日本大震災の影響を受けた地域の子どもたちに向けて、音楽を通じた自信回復をサポートしてきました。参加する子どもたちは、音楽による支援を受けながら、成長していく姿を私たちに見せてくれています。
プログラムの内容について
韓国で行われる交流プログラムでは、参加者たちは韓国のエル・システマ団体「オーケストラ・オブ・ドリームズ」を含む440名のメンバーと共にワークショップやリハーサルを行います。そして、最終的には、全員で一つのステージを作り上げるという大きな成果を目指します。子どもたちはオーケストラ、ダンス、演劇、合唱を通じて異なる分野を経験し、様々な文化に触れる機会が与えられるのです。これにより、彼らはより広い視野を持ち、国際的な感覚を身につけることができるでしょう。
インクルーシブな音楽体験
東京子どもアンサンブルは、聴覚や視覚に障害のある子どもたちを中心とするインクルーシブなアンサンブルであり、多様性を重んじる活動を展開しています。他のコーラス団体も同様に、障害を持つ子どもたちが参加しやすい環境を整え、一緒に音楽を楽しむ機会を増やしています。今回の韓国訪問は、参加する子どもたちにとって初めての海外体験となることが多く、特に視覚や聴覚の異なるメンバーにとってはかけがえのない学びとなるでしょう。
メディアからも注目を!
出発前のリハーサル風景や現地での交流の模様をぜひ取材していただきたいと考えています。子どもたちの成長の様子や、音楽を通じた国際交流の意義を多くの方に知ってもらいたいと思っています。プログラムの成果や、帰国後の感想などもお届けできれば幸いです。
開催スケジュール
日程 | 内容 |
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8月5日 | ソウル到着、オリエンテーション、歓迎会、グランドパフォーマンス練習 |
8月6日 | ピョンチャンに移動、「フェスティバル・オブ・ドリームズ」に参加 |
8月7日 | ワークショップ、リハーサル、グランドパフォーマンス参加 |
8月8日 | フェスティバルの閉会式、ピョンチャン観光 |
8月9日 | ソウル観光(韓服、茶礼、民芸体験) |
8月10日 | 帰国 |
この貴重な機会を与えてくれるエル・システマジャパンと韓国の関係者に感謝しつつ、彼らが見せる素晴らしいパフォーマンスを楽しみにしています。音楽の力を再確認しながら、彼らの成長を見守ることができることに感謝しています。