Veeva、2026年度第1四半期の決算を発表
Veeva Systems, Inc.(NYSE:VEEV)は、2026年度第1四半期の業績を発表しました。これにより同社の総収益は前年同期比で17%増の7億5,900万ドルとなり、業界全体の成長に寄与しました。さらに、サブスクリプションサービスの売上も前年の5億3,400万ドルから19%増加し、6億3,480万ドルに達しました。
過去最高の売上を記録
CEOのピーター・ガスナー氏は、「過去最高の第1四半期だったと考えています。私たちは利益を最大化するための短期的目標と、2030年までの戦略的イニシアチブを意識しながら、スピード、品質、イノベーションを重視して進んできました。Veevaチームの努力、そしてお客様とのパートナーシップに心から感謝申し上げます。」と述べました。
営業利益も51%増の2億3,370万ドル、Non-GAAP営業利益は前年同期比34%増の3億4,990万ドルに達しました。純利益も41%増の2億2,820万ドルで、Non-GAAPに基づく純利益は3億2,780万ドル、前年比33%増の成長を見せました。
今後の見通しと成長戦略
VeevaのCFO、ブライアン・ヴァン・ワゲナ氏は、「全ての指標でガイダンスを上回る業績は、当社の優れた経営能力と成長のチャンスがあることを示しています。2030年には収益を倍増させ、お客様と業界に良い影響を与えることを目指しています。」とコメントしました。
特に今年は、年間売上高目標30億ドルを達成したことが重要なマイルストーンとして挙げられます。この成長は、製薬業界のニーズに応じた新たなイノベーションの結果です。
Veeva AI による革新
今後、Veevaは「Veeva AI」の導入を進めます。この新たな技術は、製薬会社がプロセスの自動化を行い、従業員の生産性を向上させるために設計されています。Veeva AIは2025年12月に初回リリースされる予定で、さまざまなアプリケーションの利用を可能にします。
また、5月に米国で開催されたCommercial Summitでは、Veevaの新たなコマーシャルイノベーションが紹介されました。AIエージェントは、業界にとって著しい効率をもたらす可能性を示しています。
コネクテッドデータの利点
加えて、Veevaは「Veeva CRM Pulse」によるコマーシャルデータの提供を拡大し、より強力なデータ基盤を築いています。これにより、製薬業界のクライアントは市場の変化に応じた適切なアプローチを採用できるようになります。
結論と今後の展望
Veevaの最新の業績は、単に数字の向上だけでなく、同社が持つイノベーション能力と業界貢献への取り組みが結果に結びついたものであることを証明しています。今後もライフサイエンスの分野でのさらなる成長が期待されます。
企業の詳細についてはVeevaの公式ウェブサイトをチェックしてください。