デジタル庁DMPに登録された公共交通向け運行状況レポートサービス
株式会社ユニリタのグループ企業、ユニ・トランドが提供する「MANALYZE」が、ついにデジタル庁のデジタルマーケットプレイス(DMP)に登録されました。この登録により、全国の行政機関から信頼性の高いサービスとして認知され、簡単に検索・選択・調達が可能になります。このサービスは、公共交通の運行状況を可視化し、交通計画の策定に役立つことを目指しています。
MANALYZEとは
「MANALYZE」は、公共交通機関の運行データを視覚的に表示するクラウド型のデータ可視化サービスです。このサービスは、バスなどの公共交通機関の乗降数据や遅延状況を詳細に把握することで、より効率的なダイヤ編成を実現します。具体的には、車両に搭載された車載器を使って、様々なデータを取得し、運行管理システムに送信します。これにより、自治体や運行事業者はデータに基づいた意思決定を行うことができます。
主な機能
- - レポート出力機能: 利用者は指定した期間と路線ごとに乗降レポートをMicrosoft Excel形式でダウンロード可能です。また、1か月分のデータをまとめてダウンロードし、レポートとして整形する機能も提供されています。
- - 地図での可視化: 路線ごとの乗降数を地図上に色分けして表示し、バス停ごとの利用状況も把握しやすくなります。
- - 時間帯別の乗降数表示: 1時間単位での乗降数をグラフと表で可視化し、時間帯ごとにどれだけの利用者がいるのかを分析できます。
- - 遅延可視化グラフ: 計画時刻と実際の通過時刻を比較できる機能もあり、通過時刻を複数日付の実績から分析可能です。
これらの機能により、ユーザーは効率的な交通計画に協力できるようになります。加えて、データサイエンティストによる分析オプションも用意されており、自治体の個別要件に応じたデータ分析を行うことも可能です。
デジタル庁DMPとは
デジタル庁が運営するデジタルマーケットプレイス(DMP)は、行政機関がクラウドソフトウェアを調達するための新たなプラットフォームです。このプラットフォームでは、さまざまなベンダーの情報が公開されており、ユーザーは必要なサービスを簡単に検索・比較・選択することができます。このプロセスの透明性と効率性を確保する役割を果たしています。
今後の展望
ユニ・トランドは、今回のDMP登録を機に、さらに「MANALYZE」の機能向上を目指します。公共交通機関の効率化に向け、各自治体や交通事業者との連携を強化し、持続可能な地域社会の実現に貢献していく考えです。
このサービスが、全国の公共交通の課題を可視化し、データに基づく最適な交通計画の策定の一助となるよう期待しています。利用者にとって非常に有用な情報を提供する「MANALYZE」、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。なお、詳細についてのお問い合わせはユニ・トランドのマーケティンググループまでお寄せください。