電通PRコンサルティングとS&Jが共同開発した新しい訓練プログラム
最近のサイバー攻撃の頻発と高度化は、多くの企業にとって脅威となっています。このような状況を受けて、株式会社電通PRコンサルティング(以下、電通PRC)とS&J株式会社(以下、S&J)は、新たにサイバーインシデント発生時の組織対応を強化するための「シミュレーショントレーニング統合プログラム」を共同で開発しました。このプログラムは、企業がリスクに迅速に対応する力を養うための重要な手段となることを目指しています。
サイバー危機対応へのニーズの高まり
サイバー攻撃の手法は年々進化しており、特にランサムウェア攻撃やサプライチェーンを狙った攻撃が増加しています。それに伴い、情報漏洩やサービス停止といったインシデントによる影響も大きくなっています。このような新たな脅威に直面する中、迅速かつ適切な初動対応は企業にとって極めて重要です。
電通PRCと電通総研が提供する「CyberCrisis 360」(以下、CC360)では、日常的なリスクマネジメントから、危機発生時の対応までを総合的に支援するプログラムが提供されています。また、S&Jが展開するロールプレイング型のインシデント対応演習は、もともとIT関連部署や専門チームに焦点を当てていました。しかし、現代のニーズに応じて、広報や経営層といった他の部署とも連携を強化することが必要です。
目的と内容
本プログラムの主な目的は、危機管理広報と技術的なインシデント対応を統合的に訓練することです。具体的には、部門間の情報共有や対応方針策定、ステートメントやニュースリリースの作成、問い合わせ対応、模擬記者会見での質疑応答などを通じて、実際のインシデント対応を想定したロールプレイ形式で行われます。これにより、企業内の意志決定を迅速化し、部門間の連携を強化することを目指します。
このプログラムは、電通総研の専門知識を基に、経営層と現場部門の円滑なコミュニケーションを支援し、組織全体の危機対応力を高めるためのものです。さらに、S&Jの専門技術と経験を組み合わせることで、平時から緊急時に至るまでの「サイバーレジリエンス」を強化します。これにより、あらゆるサイバーリスクに備える体制が整うことになります。
組織横断的な危機管理体制の構築
近年のサイバーインシデントは、単なる情報システムの問題にとどまりません。企業のブランド価値や社会的信頼に直結する経営リスクへと発展します。そのため、情報システム部門の対応だけでなく、経営層による迅速な意思決定や戦略的広報も求められます。このように多面的な危機管理体制の整備は、企業全体の共同作業として進められるべきです。
まとめ
電通PRCとS&Jが共同で開発した「シミュレーショントレーニング統合プログラム」は、企業の危機対応力を大いに向上させる潜在力を秘めています。このプログラムを通じて、企業はサイバーリスクに立ち向かう準備が整い、より強靭な組織体制を構築することができるでしょう。
詳細については、各企業の公式ウェブサイトを参照してください。