povo2.0新サービス導入!
KDDI株式会社と沖縄セルラー電話株式会社が提供するオンライン専用ブランド「povo2.0」が新たに、株式会社Liquidの「LIQUID eKYC」を導入したことで、オンライン契約時の本人確認のプロセスが一新されました。この新サービスでは、ICチップの読み取りと顔認証を組み合わせ、より厳格な本人確認を実現します。
1. 背景と特殊詐欺の現状
近年、携帯電話を悪用した特殊詐欺の被害が急増しており、2024年には認知件数が20,987件、被害額は721.5億円に達する見込みとなっています。特に巧妙な偽造書類やディープフェイクによるなりすまし事例が増えている中、本人確認の精度向上が求められています。そこで、povo2.0は、LIQUID eKYCの技術を取り入れることにより、より安全で信頼性の高いオンライン契約を実現しました。
2. LIQUID eKYCの導入内容
新しい本人確認手順には、ICチップ読み取りによる情報確認と自撮りによる顔認証が含まれます。
自撮りの顔画像とマイナンバーカードのICチップを読み取り、効率的に本人確認。
- - ICチップ読取(携帯法チ方式、公的個人認証・JPKI)
マイナンバーカードのICチップ情報と公的個人認証サービスを利用し暗証番号を入力する必要があります。
この二つの方法から、利用者のニーズに応じた選択が可能となります。
3. 導入のメリット
今回のLIQUID eKYCの導入により、以下のような多くのメリットがあります。
審査負担の軽減
ICチップを利用することで、審査プロセスを自動化し、目視確認の必要がなくなります。これは、従来の方法と比べて審査工数の大幅な削減をもたらします。
不正対策の強化
生成AI技術を駆使した不正対策も行われます。ICチップの不正利用や本人確認書類の偽造を防ぐことで、より安全性が高まります。また、顔認証を通じて、マイナンバーカードの譲渡や不正利用を未然に防止することも可能です。
利便性の向上
専用のアプリを通じて、氏名や住所を手入力する必要がなく、自撮りの顔画像や本人確認書類の撮影が不要になるなど、ユーザーの手間を減らす工夫が施されています。
4. povo2.0の特徴
povo2.0は、月額基本料金や解約金、事務手数料がすべて0円で、高速5Gネットワークが利用できるのが特徴です。使いたいときに必要な分だけデータを購入できるため、自分のライフスタイルに合わせた使い方が可能になります。また、「povo Data Oasis」など、便利なサービスも提供しています。
5. まとめ
KDDIと沖縄セルラーの新しい試みとして、LIQUID eKYCを利用した本人確認方法の導入は、利用者にとって安心で手軽な通信環境を提供します。今後もこの取り組みを通じて、より安全で便利なサービスの提供が期待されます。povo2.0の新しいオンライン本人確認サービスは、今後の通信業界において重要な役割を果たすことでしょう。
詳しくは
公式サイトをご確認ください。