年末掃除の安全
2025-12-09 10:22:52

新年を安心して迎えるための年末掃除における安全ガイド

新年を安心して迎えるための年末掃除における安全ガイド



年末が迫り、大掃除の時期がやってきました。窓の掃除や洗車など、あらゆる場所をきれいにするために、踏み台や足場台を使う機会が増えることでしょう。しかし、こうした作業中の転倒や転落事故が多発しているため、十分な注意が必要です。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では、踏み台や足場台の事故を防ぐために、正しい使い方を紹介しています。

踏み台・足場台を使用する際の注意点



無理な体勢を避ける


踏み台や足場台を使う際には、身を乗り出したりつま先立ちになったりすることは避けましょう。こうした無理な体勢はバランスを崩す原因となり、思わぬ事故につながる危険があります。作業に集中している際には、自分が知らないうちに不安定な姿勢になっていることがあります。どうしても届かない場所がある場合には、踏み台や足場台の位置を移動し、高さの足りない場合には、より高い踏み台や脚立を利用することを検討しましょう。

昇降面を向いて昇り降り


踏み台や足場台に登る際は、必ず自分の前面を向いて昇り降りします。背を向けて昇降するとバランスを崩しやすくなります。また、荷物を持っていたり急いでいたりすると危険な動作を無意識に行ってしまうこともあります。だからこそ、正しい姿勢でゆっくりと昇降することが重要です。

開き止め金具をロックし、安定した地面に設置する


使用前に開き止め金具がしっかりとロックされていることを確認してください。ロックが不十分な状態では、作業中に閉じてしまい、転倒や転落の原因になります。また、設置場所もよく考え、柔らかい土の上や傾斜がある場所での使用は避け、平坦で安定した地面を選ぶことが必要です。

適切な靴を着用する


室内では滑りにくい靴下や素足で、また、屋外では滑りにくい靴を選んで踏み台を使いましょう。

事故事例、リコール情報の確認


踏み台や足場台の事故の中には、リコールが発生した後に事故が起きてしまったケースもあります。自宅にある製品がリコール対象ではないか、再確認してみてください。NITEのWebサイトでは、製品事故に関する情報を簡単に検索できる「NITE SAFE-Lite」というツールも提供されています。キーワードを入力することで、関連する事故やリコール情報を確認できます。

製品安全センターの役割


NITE製品安全センターでは、年間1千件以上の事故情報を集め、調査・分析を行い、リスク評価をしています。これらの情報をもとに、事故の未然防止に役立てています。

新しい年を気持ちよく迎えるためには、年末の大掃除を安全に行うことが大切です。正しい使い方を確認し、事故を未然に防ぎましょう。


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