Kongが新機能「Kong Event Gateway」をリリースしAPIの新たな可能性を提示

Kong Event Gateway:APIプラットフォームの未来を切り開く



API技術の先駆者であるKong株式会社は、2025年5月27日に新機能「Kong Event Gateway」を発表しました。この機能は、企業がリアルタイムデータとイベントAPIを効率的に統合することを目的としています。イベントドリブン型アーキテクチャ(EDA)を採用する企業にとって、Apache Kafka®を結びつけることは今や不可欠です。

EDAとは何か?


EDA(イベントドリブン型アーキテクチャ)は、システムの反応性を高め、動的なデータ処理を可能にするアプローチです。特に金融やIoT、eコマースなどの分野では、リアルタイムでのデータ処理が求められます。Kong Event Gatewayは、このニーズに応え、KafkaイベントストリームをAPIプラットフォームに統合することを助けます。

Kong Event Gatewayの特長


1. 開発体験の統合:APIとイベントの開発が統合されることで、開発者は複雑なプロセスを軽減できます。Kafkaのイベントストリームに、APIと同様のポリシーを適用しやすくなります。
2. APIとしての公開:KafkaをHTTP APIとして利用でき、ネイティブサービスとして展開することも可能です。これにより、ユーザーは簡単にKafkaリソースにアクセスできます。
3. コストの最適化:Kafkaのクラスタやトピックを仮想化することで、複数チームが効率的にリソースを共有し、コストを削減できます。
4. データプロダクトの開発:イベントストリームは内部・外部向けのAPIデータプロダクトとして製品化することができるため、企業は新たな収益源を得ることが可能です。
5. セキュリティ強化:APIとイベントに対して一貫したセキュリティを確保し、アクセス制御や認可を強化します。
6. EDAのクラウド移行:これにより、企業はより多くのEDAワークロードをクラウドに移行しやすくなります。

Kong Konnectとの連携


Kong Event Gatewayは、統合APIプラットフォーム「Kong Konnect」の一部として展開されます。このプラットフォームは、REST API、マイクロサービス、AI、イベントストリーミングを一元的に管理できるため、開発者にとって効率的な作業環境の提供が可能です。

KongのCTO、Marco Palladino氏は、リアルタイムデータの処理が特に重要であると強調しています。彼は「私たちはAPIやマイクロサービス、AIのために提供してきた機能を、イベントにも拡張します」と述べています。

まとめ


Kong Event Gatewayの導入により、企業はイベントドリブン型のシステムをより簡便に構築できるようになります。APIを活用したイノベーションを促進し、さまざまな業界において新たな価値を提供します。詳細については、Kong Event Gatewayの公式サイトをご覧ください。また、KongはAPIの安全な管理と運用を実現するためのプラットフォームとして、幅広い用途に対応しています。

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