万博のレガシーを未来に伝える「みらいEXPO」
2023年12月20日、大阪府主催の「みらいEXPO~みらいにつなげるわたしたちの想い~」が開催されました。このイベントは、万博で得られた経験を生徒たちに伝え、新たなものづくりの楽しさを体験してもらうことを目的としています。
錦城護謨株式会社は、万博の開催地である夢洲の地盤改良にも関わっている企業であり、家電製品向けのゴム部品を中心に事業を展開しています。その中で、万博での様々な経験を通じて培った「学び」や「交流」を次世代に引き継ぐ活動として、今回のイベントへの参加が実現しました。
当日は、公立の小学校・中学校・高等学校に通う約100名の生徒が集まり、37社が参加する「ミニ大阪・関西万博体験ブース」が設けられました。ここでは、企業がそれぞれのブースで万博の雰囲気を再現し、子どもたちが実際に体験しながら交流することができました。さらに、特別講師として音楽家でありSTEAM教育の研究者である中島さち子氏も登壇し、参加者たちと対話を通じて深い学びの場を提供しました。
ものづくりを通じて得られる喜び
錦城護謨が行っている「ゴムのミサンガ」づくりのワークショップは、万博の会期中にシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場クラゲ館」で行われた特別な取り組みです。製造工程で出るゴムの端材を利用したこのワークショップでは、子どもたちが自らの手で色とりどりの材料を組み合わせて、想像力を働かせながら作品を創り上げます。
参加した子どもたちは、楽しくものづくりをしながら資源循環の重要性も学び、創造性が大きく育まれる貴重な機会を得ていました。実際に完成したゴムのミサンガを身につけている姿は、彼らの満足感を物語っています。参加者数は延べ100社、32,500人を超え、このワークショップを通じた学びの深さと広がりを感じさせます。
錦城護謨の取り組みと成長
1936年に設立された錦城護謨は、ゴム材料の商社を起源として戦後に製造業へと転換し、現在では様々な業界にゴム部品を提供しています。年間に3000種類以上の製品を製造し、特に家電分野では高いシェアを誇ります。また、最近では福祉関連事業として視覚障害者用の歩行誘導マット「歩導くんガイドウェイ」などの開発にも力を入れ、新たな市場開拓も行っています。
特に万博に関連するプロジェクトの一環として、錦城護謨はその名を広める努力を続けており、ものづくりを通じて得た知識や技術を次代へとしっかりと受け継いでいく活動に力を注いでいます。
未来への展望
創業以来89年を迎えた錦城護謨は、技術力を土台にした製品開発を続けています。万博の経験を経て、世界に向けた挑戦を増やし、持続可能な未来へとつながるものづくりを目指しています。これからも、まさに「未来をつなぐ」活動を続けていくことでしょう。私たちが次世代に託すもの、そしてそれを育む環境作りが、今後の社会にとって重要なカギとなるはずです。