ヨガ実践者の意識調査:側弯症に対するアプローチの現状
2026年6月、株式会社アンダーザライトと一般社団法人 ヨガ安全協会は、567名のヨガ実践者や指導者を対象に、背骨の歪みや側弯症に関する意識調査を実施しました。この調査には、側弯症の「保存療法」に対するニーズと認知度を探る目的がありました。
調査の背景と目的
日本において側弯症は多くの場合「経過観察」が行われ、十分な運動療法や保存的アプローチが周知されていないという問題があります。これは、ヨガを実践する多くの人々が生徒からの側弯症や姿勢に関する不安を耳にしつつも、指導者としての知識が十分でないことに起因します。
このような状況を改善するため、株式会社P3の代表でありヨガ指導者の中村尚人さんが提唱するクラウドファンディング「背骨の歪みに対する保存療法の確立」が注目されています。本調査は、ヨガに関わる方々の実績やニーズを明らかにするための応援企画として行われました。
調査結果の要点
背骨の歪みに関する認識
調査によると、82.0%の参加者が何らかの背骨の歪みを自覚しており、特に「ストレートネック」と「反り腰」が多く見られました。こうした数値は、ヨガ実践者の健康意識が高いことを示しています。
側弯症の経験者
参加者の21.2%が医師から自らの側弯症について指摘された経験があり、約73.5%は「もっと早く知りたかった」と感じていることが明らかになりました。これは、情報不足が深刻であることを示しています。
保存療法に関する認知度
何より重要なのは、87.5%が保存療法を選択肢として考えたいと感じている一方で、「よく知っていた」はわずか12.0%にとどまった点です。このギャップが示すのは、保存療法に対する需要が高いにもかかわらずその認知度が非常に低いことです。
指導者のニーズ
さらに、97.3%のヨガ指導者が「指導者向けの学びの機会があれば参加したい」と回答しており、情報を求める声が非常に強いことがわかりました。79.0%の指導者が生徒から側弯症に関する質問を受けた経験があり、特に34.6%が「対応に困った」としました。
中村尚人氏の見解
中村尚人氏は、側弯症に対する保存的アプローチにおいて国内外での研究が進み、場合によっては進行抑制や生活の質向上に寄与する可能性があると述べています。同氏は、今回の調査結果を受けて、さらなる学びの機会を提供し、情報アクセスを向上させる必要性を主張しています。
保存療法のための取り組み
「フィットネス側弯トレーナー養成講座(FST)」が開講され、側弯症に対する保存的アプローチの専門的な知識と技術の習得が可能です。このプログラムは、ヨガやフィットネス指導者向けのものであり、正しい情報をもとにした指導が求められています。
クラウドファンディングの目的
現在、クラウドファンディングが進行中であり、収集した資金は側弯症の保存療法に関する研究や、支援者の育成に活用される予定です。この活動は、適切な医療と連携しながら、保存的アプローチの選択肢を増やすことを目的としています。
まとめ
側弯症に関する調査は、多くのヨガ実践者や指導者が関心を持っていることを示しています。新しい知識とアプローチを学ぶ機会が求められている今、私たちもこの問題に向き合い、意識を高めていく必要があります。