韓国Sierra BASEとLiberawareの提携が切り開く新たなインフラ点検の未来
近年、インフラ点検に関する技術革新は著しい進展を見せています。その中で、株式会社Liberawareは、韓国のSierra BASEと基本合意書(MOU)を締結し、インフラ点検分野での事業機会の拡大と共創を目指しています。この提携は、両社の持つ尖った技術と営業網を融合し、新しいソリューションの展開を実現することを目的としています。
提携の背景
Liberawareは、屋内の狭小空間点検に特化したドローン「IBIS2」の開発・製造・販売を行っており、独自の技術でインフラの点検や保守に貢献してきました。一方で、Sierra BASEはAIやSLAM技術を活用したソフトウェア開発に強みを持ち、韓国国内で多くのスマートインフラ関連プロジェクトに参画しています。両社が手を組むことで、韓国国内におけるより高度な点検ソリューションを提供することが可能になります。
提携内容
今回締結したMOUに基づく提携内容は多岐にわたります。主に以下の5つの項目を中心に、協力が進められます。
1.
ドローンおよびデジタル基盤を用いた共同事業化:両社が持つ技術を活かし、設備点検ソリューションを共同で進める。
2.
人材及び運営に関する協業:点検ソリューション事業拡大に向け、必要なリソースを共有。
3.
マーケティング活動:共同でのマーケティングや広報活動を実施し、ソリューションの認知度を高める。
4.
共同プロジェクトの推進:両所の専門性を活かした新たなプロジェクトを発掘し、積極的に推進。
5.
必要とされるその他の協力:双方が必要とする様々な協力事項にも対応。
今後の展開
両社は今後、それぞれの国における技術的信頼性や市場展開力を活かして、より効率的なインフラ点検の実現を目指しています。特に、無人化され自動化された次世代型のインフラ点検ソリューションの開発を進め、その商用化を図る計画もあります。さらに、地域社会への導入を視野に入れた展開により、安全性の向上やコスト削減、持続可能な社会インフラの構築にも寄与していく考えです。
株式会社Liberawareについて
最後に、Liberawareについて少しご紹介します。同社は「誰もが安全な社会を作る」という使命のもと、特に「狭くて、暗くて、危険な」屋内空間の点検に特化した世界最小級のドローン開発を行っています。ドローンによって取得したデータは、解析されて顧客に提供され、実際のインフラ点検・維持管理に役立てられています。安全で平和な社会の実現に向けて、見えないリスクの可視化に取り組んでいるLiberawareの活動に、今後も注目が集まります。
公式ウェブサイトやSNSを通じて、最新の情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。これからの両社の活動には、大きな期待が寄せられています。