クラウドFinOps出版
2025-03-19 11:26:43

国内初!クラウドFinOpsの日本語版が遂に出版されました

国内初のクラウドFinOps日本語版が登場!



2023年3月19日、UPWARD株式会社のCTOである門畑顕博氏が翻訳に関わった書籍『クラウドFinOps 第2版 ー協調的でリアルタイムなクラウド価値の意思決定』が、株式会社オライリー・ジャパンより発売されました。この書籍は、Linux Foundation傘下のFinOps Foundationが生み出した、クラウド財務管理に関する包括的で詳細な解説書です。

FinOpsとは何か?



FinOpsは「Finance」と「DevOps」を融合させたコンセプトであり、エンジニア、財務、技術、ビジネスの各チームがデータ駆動で協力して支出決定を行うことを目的とします。この進化し続けるクラウド財務管理の実践は、組織にとって最大のビジネス価値を得るための重要な要素となりつつあります。近年では、多くの企業がクラウドを活用する中で、コストとビジネス成果の最適化を追求するためのフレームワークとして、FinOpsへの関心が急速に高まっています。

書籍の内容詳細



本書籍では、FinOps Foundationが形成したフレームワークに基づき、プロジェクトのライフサイクルを「Inform(情報の提供)」「Optimize(最適化)」「Operate(運営)」の三つのフェーズに分けて紹介しています。これによって、包括的なクラウドコストの最適化を実現するための実践的な方法論が提示されており、関係者が協力して進められる実践が強調されています。

UPWARDにおけるFinOpsの実践



UPWARDでは、Microsoft Azure、AWS、GCPの3つの主要クラウドプラットフォームを利用したマルチクラウドアーキテクチャを構築し、迅速かつ効率的な開発を進めています。特にFinOpsの実践に重点を置き、各クラウドサービスに対するコスト管理ダッシュボードを設置し、日々のコスト状況を監視。プロダクトごとのクラウドコストの可視化だけでなく、共有費用の配賦も行い、製品原価を算出しています。

このようにして得られたデータを基にROIを評価しつつ、クラウドインフラをどのように強化すべきかの判断を行い、常に最適化を図ることを目指しています。UPWARDは今後もこのFinOpsの実践を深化させ、特にセールスエンゲージメントサービスの分野で迅速なプロダクト提供を進める予定です。

書籍情報



  • - 書名: クラウドFinOps 第2版 ー協調的でリアルタイムなクラウド価値の意思決定
  • - 著者: J.R. Storment、Mike Fuller
  • - 訳者: 松沢 敏志、風間 勇志、新井 俊悟、福田 遥、門畑 顕博、小原 誠
  • - 発行: 株式会社オライリー・ジャパン
  • - 販売: 株式会社オーム社
  • - 価格: 印刷版・電子書籍版 各4950円(税込)
  • - ページ数: 488ページ
  • - 発行日: 2023年3月19日
  • - 商品情報: オライリー・ジャパン商品ページ

この書籍は、クラウド財務管理やビジネス価値最適化に関心のある方必見の一冊です。ぜひご一読ください。


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