「JFN賞2025」が発表!多彩な企画が光る贈賞式の概要
7月16日(水)、TOKYO FMなど38のFM局が加盟する全国FM放送協議会(JFN)の「JFN賞2025」の授賞式が行われました。この賞は、放送活動、並びに新規事業の活性化やクオリティ向上を目指して、JFNグループ全体の発展に寄与した優れた活動を表彰するものです。
企画部門の注目受賞作
今年の「企画部門」では大賞としてFM新潟の特別番組「株式会社コロナ Presents『未来へ続く太陽の光』」が選ばれました。この番組は、新型コロナウイルスの影響で苦しむ企業の想いを描いたラジオドラマで、社員や地域の人々の声を大切にした内容が評価されました。その作品の背景には、コロナ禍において社名に誹謗中傷を受けた企業が、その想いを寄り添う形で表現し、地域への思いを描いたことがあります。
他にも、優秀賞としてFM仙台の「~被災地から被災地へ電波にのせて~」や、TOKYO FMの「クルマの進路相談室」が受賞しました。特にFM仙台の番組は、被災地とのコミュニケーションを大事にし、多くの人々に希望を届ける活動を行っており、その熱意が評価されています。
CM部門の受賞作品と特別賞
CM部門では、TOKYO FMの「どんぐり」が最優秀作品として認められました。また、FM栃木の「となり」とFM愛知の「12月24日なんだから」がそれぞれの部門で最優秀賞に輝きました。このCM部門の受賞は、さまざまな側面でのクリエイティビティと地域社会への貢献を示しています。
特別審査員からの特別賞も非常に注目されました。弘兼憲史氏、谷山雅計氏、箭内道彦氏がそれぞれの視点から評価した作品への贈賞が行われたことが、審査の多様性を物語ります。
新たな試み「JFN ラジオCM コピー・アワード2025」
今年度から始まった新企画では、全国のリスナーから「ファイナルファンタジーXIV」のCMコピーを募集し、FM岐阜の中川英明さんが最優秀賞を受賞しました。このように、リスナーとの直接的な交流を深めようとする取り組みは、今後のラジオ放送において重要な役割を果たすことでしょう。
学生ラジオCMコンテストの結果
さらに、全国の学生が参加する「JFNラジオCMコンテスト2025」も行われ、徳島大学の長谷川虎太郎さんが最優秀賞を獲得しました。これは学生たちが自身の学校をPRする機会として、多くの創造性を引き出すきっかけにもなりました。
結論
「JFN賞2025」は、各FM局の創意工夫や地域貢献、それぞれのリスナーとのつながりを示す貴重な機会となりました。これからも、ラジオの枠を超えた多様な企画が生まれ、リスナーと共に成長していくことに期待が寄せられます。各受賞者の今後の活躍にも注目が集まります。