アートと都市体験を融合させる「Arthouse Project」
東京建物株式会社が新たにスタートさせた「Arthouse Project」では、アートの力を通じて都市空間の新たな価値を見出すことを目指しています。その第一弾として、2024年9月にオープンした「ヒルトン京都」にて、アーティストの南依岐氏が手がける特別展「南依岐特別展 -アルゴリズムと精神-」が開催されます。この展示は、11月13日から11月16日までの4日間、京都のホテル内で行われ、アート愛好者だけでなく多くの人々に新しい体験を提供します。
アートの力で洗練された空間を
東京建物は、アートがもたらす空間の魅力に注目し、様々なアート関連イベントを展開してきました。具体的にはアートギャラリー「BAG-Brillia Art Gallery-」の運営や、「Brillia Art Award」といった公募展、さらには現代アート展「Art in Tokyo YNK」といった取り組みがあります。「Arthouse Project」では、企業やブランド、教育機関などと連携し、アーティストと社会との接点を広げ、新たなコラボレーションを生み出すことを目指しています。
南依岐氏のアートが彩るホテル空間
第一弾として展開される南依岐氏の特別展では、アルゴリズムを駆使した独自の絵画作品が、ヒルトン京都の豪華なロビー空間を装飾します。このロビーは有限会社橋本夕紀夫デザインスタジオによるデザインテーマ「ORIMONO(織物)」に基づく、5層吹抜けの象徴的な空間です。訪れるゲストにその時ならではの感動的な体験を提供することで、京都という都市の魅力をさらに引き立てていきます。また、会期中は、アート購入が可能な機会も設けられており、興味を持つ訪問者にとって特別な体験となるでしょう。
アーティストトークに参加しよう
イベント開催期間中の11月15日(土曜日)、南依岐氏などによるアーティストトークも行われます。このトークセッションは、ヒルトン京都のラウンジ&バー「ラティスラウンジ」で、17時から19時まで実施されます。参加にあたって予約は不要ですが、ドリンクをひとつ注文する形式となっています。ただし、人数制限が設けられるため、早めの来場が推奨されます。
南依岐氏について
南依岐氏は1995年に東京で生まれ、サンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学にて美術学士号を取得。その後、日本とアメリカを拠点に活動を続けつつ、「芸術の核心」というテーマのもと、数々の独自作品を手がけてきました。彼の作品は、哲学や歴史、数学など、幅広い分野と文化からインスピレーションを受けたオリジナルなアルゴリズムによって形作られています。過去には「ALGORITHM」(西武渋谷アートギャラリー)や「THE CORE OF PAINTING, THE ORIGIN OF THOUGHT」(韓国のBUMギャラリー)などでの個展が高く評価されています。
ヒルトン京都の新しい魅力
ヒルトン京都は、ヒルトンのフラッグシップブランドとして2024年9月12日にオープンしました。約40㎡のスタンダードルームを含む313室の客室を提供し、京都の伝統と現代が交錯する新しい体験を創出しています。また、エグゼクティブラウンジや屋内プール、スパなど、充実した施設も整っています。このホテルは「DBJ Green Building認証(五つ星)」を受けている環境に配慮した建物でもあり、サステナビリティにも力を入れています。