郁文館夢学園の生徒たちが挑むロボティクスの新たな展開
郁文館夢学園で活動する高校生ロボコンチーム「ZENSHIN Robotics」が、2025年度のFIRST Robotics Competition(FRC)World Championshipへの出場を宣言しました。彼らは昨年も参加し、日本唯一の出場校として栄誉を勝ち取ったチームです。その勢いを引き継ぎ、今年度もさらなる技術革新を目指しています。
ZENSHIN Roboticsの誕生
ZENSHIN Roboticsは、2023年に設立された一般社団法人であり、郁文館夢学園に通う生徒たちが中心となって活動しています。結成からわずか半年で、国際的なロボット大会に出場するという快挙を達成しました。このチームは、生徒たち自身がクラウドファンディングを通じて資金を集め、技術支援を受けながら制作活動を行っています。生徒全員が郁文館から集まっており、学年を越えたコラボレーションがいかにも印象的です。
初年度の成果と活動内容
昨年度は、優れたロボットを開発し、「Crescendo」というテーマのもとで競技に挑む姿が見られました。特に、地面に落ちた特定のパーツを自動で拾い上げられる機能が高く評価されています。また、その堅牢な設計により、トラブルなく大会を通じて高いパフォーマンスを維持できます。
「ZENSHIN Robotics」は2024年のFRCシーズン中、ハワイで開催された地域予選で新人最優秀賞を受賞し、ヒューストンで開かれたFRC世界大会にも参加。この大会では日本から唯一の出場校として多くの注目を集めました。さらには、日本ロボット学会でのプレゼンテーションにも出場し、優秀賞を獲得しています。
今後の展望と意気込み
このシーズンでは、さらに多くの中学生がメンバーに加わり技術の継承や運営ノウハウを確立することが求められています。先輩から後輩への知識や経験の共有を大切にしており、若い才能を育成し続けることが最重要課題です。2025年春には、Las Vegasを含む各地域予選に参加する予定となっており、再びWorld Championship出場を果たすことを目指しています。
取材のお願い
ZENSHIN Roboticsでは、ロボティクス教育や国際大会への参加の重要性を知ってもらうために、メディア活動を強化したいと考えています。これにより、多くの若者に技術者への興味を持ってもらい、次世代を担う人材の育成を進めていく予定です。取材や特集での協力を心よりお待ちしています。
最後に
郁文館夢学園は長い歴史を持つ中高一貫校であり、子どもたちの幸せを第一に考えた教育活動を展開しています。今後とも、高校生たちのチャレンジを応援し続けていただければ幸いです。ZENSHIN Roboticsが新たな時代の技術者を育成する場となることを祈っています。