公認会計士の転職事情:年収やキャリアアップへの意識調査結果
最近、アカウントエージェント株式会社が実施した実態調査によると、公認会計士及び試験合格者の約84%が転職を検討していることが明らかになりました。本記事では、調査結果をもとに公認会計士たちの転職意向やその背景について詳しく見ていきます。
調査概要
今回の調査は、312名の公認会計士及び試験合格者を対象に行われ、定量的なデータを集めました。調査では、転職の意向やその理由、希望する勤務先、転職活動の実態など多岐にわたる質問が含まれています。
転職意向の高さ
調査によると、84%もの公認会計士が何らかの形で転職を意識しています。「積極的に転職活動中」という回答は14.1%、また「情報収集・検討中」と「機会があれば転職したい」を合わせると47%に達します。さらに、76.3%が過去に転職経験があるというデータから、転職は今やキャリア形成の一環として認識されていることが分かります。
転職の理由
転職を考えた理由として、「年収・待遇への不満」が44.9%で最多とされ、その後に「仕事内容・やりがいへの不満」(43.6%)や「キャリアアップをしたい」(40.4%)が続きます。これにより、単なる「逃げの転職」ではなく、自己成長を目指すポジティブな志向が強いことが示されています。また、近年の働き方改革や労働環境の変化も影響し、「残業・働き方への不満」(37.2%)も重要な要因とされています。
希望する転職先
希望する転職先については、「一般事業会社」が55.1%でトップとなり、その後に「コンサルティングファーム・FAS」が34.0%と続きます。このことから、監査法人から一般企業へのキャリアシフトが進んでいることが明らかです。経営に近い業務経験を希望する声が高まり、柔軟な働き方も重視されています。
転職条件の優先順位
転職先選びでは、「年収・給与水準」が26.9%で最も重視されており、その後に「ワークライフバランス」が25.0%、「仕事内容」が20.8%と続きます。つまり、年収だけでなく、より良い働き方や充実感も重視されています。リモートワークを含めた柔軟な勤務形態のニーズも着実に高まっており、これがリーダー層からも支持を得る要因となっています。
転職活動における課題
転職活動において、約70%が「転職エージェント」を利用しており、転職サイトや知人からの紹介も多く見られますが、最も苦労することは「自分に合う応募先の選び方」であることが分かりました。専門的な支援の重要性が浮き彫りになっています。
年収状況
直近の転職による年収変化を調査した結果、79.8%が「年収が増加した」と答え、45.4%が100万円以上の年収アップを実現したことが確認されました。これは、公認会計士の専門職としての市場価値の高さや希少性に基づいています。
結論
公認会計士及び試験合格者による転職意向の強さとその背景には、年収や働き方に対する高い意識、自己成長を求める姿勢が見受けられます。今後もこうしたトレンドは続くと予想され、業界内における競争の激化が予想されます。専門職の中でも特に公認会計士は、高いスキルを持つため、その求人数も増えることでしょう。次回の転職市場の動向にも注目が集まります。