愛媛県のデジタル化を推進するトライアングルエヒメ2.0の継続採択

nat株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：劉栄駿）が、愛媛県のデジタル実装成果横展開プロジェクト「トライアングルエヒメ2.0」に令和7年度の継続採択を発表しました。これにより、同プロジェクトは2年連続で採択されています。この取り組みは、愛媛県の産業や地域社会に大きな影響を与えることが期待されています。

令和6年度の成果

トライアングルエヒメの一環として、nat株式会社が導入した3Dスキャンアプリ「Scanat」は、消防現場での火災調査業務に革新をもたらしました。従来は消防署員が膨大な時間をかけて行っていた現場の測量や撮影、調査記録などの業務を大幅に効率化し、最大約25%の業務効率化を実現しました。このようなデジタル技術の導入により、実際の調査時間は約83%も削減されました。これにより、消防署員は本来の重要な業務にさらに集中できるようになります。

令和7年度の取り組み

今年度は、愛媛県内の消防署にとどまらず、建設や建築現場など、他の業界へも「Scanat」の実装を広げていく計画です。プロジェクトの目標は、地域全体でのデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進し、安心・安全で快適に暮らせる持続可能な愛媛県を実現することにあります。そのために、nat株式会社では新機能の開発に取り組んでいます。

また、愛媛県内でのサポート体制を強化するために、新たな拠点を設立する計画も進行中です。これにより、地域での人材採用活動も活発に行う予定です。

トライアングルエヒメのビジョン

トライアングルエヒメ2.0は、デジタル技術を地域産業に浸透させることを目指しています。このプロジェクトでは、現場でデジタル技術を使いこなす人材の育成が重要視されています。また、全国共創拠点との連携を図り、地域が抱える課題の解決にも寄与します。特に、デジタル企業の誘致や実装成果のマッチングを通じて、愛媛県の経済をさらに活性化させることを目指しています。

nat株式会社は、2019年に設立され、3D領域やアプリ・システム開発において優れた技術力を持つ企業です。「IMPACT THE SOCIETY」というビジョンを掲げ、日々の生活や仕事を変えるプロダクトを提供し、豊かで安心な社会の構築に向けた取り組みを行っています。