10年間を経て再びトップゲームに
株式会社EAGLEが手がけるカジュアルゲーム『出荷ぶた』が、2026年に売上10倍を達成し、Google Playの無料ゲームランキングでTOP10入りを果たしました。この快挙は、10年目を迎えた際の成熟期の壁を見事に打破した成果です。開発会社EAGLEの八須竜馬代表は、今年6月に開催された業界イベントでこの成功の裏にある新たな戦略について紹介しました。
ポイ活との出会い
2015年のリリース以来、多くのユーザーに愛され続けてきた『出荷ぶた』ですが、10年目には特有の課題に直面していました。固定ユーザーの増加や新規獲得コストの高騰がその要因です。八須氏は「無料で遊べるだけでは、ゲームのプレイを続ける動機が薄れている」との点に着目し、報酬を得る機会を提供する「ポイ活」機能と「Playtime」を組み合わせた新戦略を打ち出しました。
プレイ動機を変える戦略
「Playtime」は、ゲーム内のプレイタイムやミッション達成によってユーザーが報酬を得る仕組みです。この新たな報酬システムは、ユーザーに持続的なプレイの動機を提供し、ゲームエコシステム全体を活性化しました。結果的に、ユーザーエンゲージメントが高まり、収益も劇的に向上しました。
驚異的な成果
- - 売上の急成長:2025年6月の月商1,100万円から、2026年1月には1.1億円に達しました。
- - ランキングTOP10入り:2026年1月にはGoogle Playの無料ゲームランキングで7位に浮上。
- - ユーザー獲得の成功:動画広告によってポイ活を広め、獲得数は9.5倍増加。また、一定の定着率を維持することにも成功しました。
ユーザー獲得の実績
特に注目すべき点は、「Playtime」を活用したユーザー獲得の手法です。動画広告を通じて、ゲームが楽しめるだけでなく、ポイ活の要素も体験できることがユーザーの興味を引きました。最終的に、ユーザーの初日定着率は64.7%、7日後には33.7%、30日後には14.1%という非常に高い数字を記録しました。
成功の要因
この成功のカギは、ポイ活とPlaytimeが巧妙にゲームプレイの中に組み込まれたUXデザインにあると言えます。ユーザーはゲーム内での進行と報酬を直結させることで、楽しみながら継続的に報酬を獲得でき、結果としてLTV(顧客生涯価値)が1.5倍に向上しました。
今後の展望
アドジョー社はこの成功をモデルケースとし、成熟期のアプリにおける再成長の支援を加速させる方針です。また、株式会社EAGLEの新会社「株式会社ポイリンク」とも連携し、アプリ市場全体の活性化を目指しています。
まとめ
『出荷ぶた』のパフォーマンス向上に寄与したポイ活とPlaytimeの戦略は、成熟期を迎えたアプリにとっても無限の可能性を秘めていることを示しています。これからも新たな展開に期待が寄せられます。