Booost社、サステナビリティ情報開示を支援する新機能を発表
東京都品川区に本社を置くBooost株式会社が、2025年9月30日より新機能「booost Disclosure」と「booost XBRL」を正式に提供開始しました。これにより、企業のサステナビリティ関連情報の開示業務が一貫して支援されることになります。これらの機能は、サステナビリティERP「booost Sustainability」を基盤にして、国際的な開示基準に対応できるよう設計されています。
背景と課題
昨今、サステナビリティへの取り組みが世界中で進んでおり、その重要性が増しています。日本でも2025年には、SSBJ基準の元にサステナビリティ情報の開示が義務化されます。しかし、多くの企業は、非財務情報の開示に対する準備が整っていない状況です。このため、企業価値の低下といった課題が懸念されています。
EUにおいてもCSRDによる報告義務が進んでいて、これに対応するためには、グローバルでのデータマネージメントとXBRL形式での開示が求められています。これらのニーズに応えるために、Booost社は「booost Disclosure」と「booost XBRL」を開発しました。
新機能の概要
booost Disclosure
この機能は、多様なサステナビリティ開示フレームワークに対応するプラットフォームです。ISSB、SSBJ、CSRD/ESRSなどの基準に準拠しているため、開示項目の可視化、プロジェクトの進捗管理、証跡の管理が一元化され、企業は開示業務を効率化できます。さらに、「booost Sustainability」とのシ seamlessな連携により、非財務データの収集と開示がこれまで以上にスムーズに行えます。
booost XBRL
XBRLタクソノミーに基づくこの機能では、各基準の開示項目を整理し、自動でタグ付けを行います。これにより、従来のように記事作成後に手作業でタグを付与する必要がなくなり、正確で効率的な開示が可能となります。これにより、企業は開示作業の負担を大幅に軽減できることが期待されます。
サステナビリティ2026問題の解決へ
Booost社は新機能以外にも、企業のサステナビリティ経営を支援する「日本をSX先進国へ」のプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、企業がサステナビリティ開示に取り組む上での包括的なサポートが提供され、特に実務担当者と経営層に向けた支援策が検討されています。このような取り組みが、今後の企業のSX推進や価値向上に寄与することが期待されています。
企業情報
Booost株式会社は、業界でシェアNo.1*のサステナビリティERP「booost Sustainability」を開発・運営しており、国内外の大企業を中心に多くの導入実績があります。環境、社会、ガバナンスに関連する1,200以上のデータポイントを扱い、企業のサステナビリティに関する情報管理の効率化と開示の自動化を実現しています。
今後もBooost社は、サステナビリティ情報の提供と経営基盤の開発を加速し、企業の成長を支援することに注力していく方針です。