ニューハート・ワタナベ国際病院がAIチャットボット導入
東京都杉並区にあるニューハート・ワタナベ国際病院が、生成AIを利用したチャットボット「ニューハートAI」を2025年10月30日に正式にリリースします。これは、心臓疾患を専門とする医院としては日本初の試みであり、患者の不安や疑問に対し、24時間365日いつでも自動で応答します。これにより、多くの心臓病患者に安心とサポートを提供する新たな一歩が踏み出されました。
医師の想いをAIが継承
この取り組みの背景には、院長の渡邊剛医師をはじめ、ニューハート・ワタナベの医療チームが20年以上にわたって取り組んできた「無料メール・LINE相談」があります。彼らは、心臓病に悩む人々からの相談に対し、必要に応じて深夜でも迅速に対応してきました。その姿勢は、多くの患者から厚い信頼を得てきた要因の一つです。
生成AI「ニューハートAI」の導入により、これまでのメールやLINEによる相談に加えて、より多くの方々が気軽に専門家へアプローチできる新たな窓口が生まれました。「どの医師に相談すれば良いか分からない」といった小さな疑問に対しても、いつでも利用可能な手段が提供されます。
セカンド・オピニオンを容易に
さらに、ニューハートAIは、専門医によるセカンド・オピニオンの相談にも対応します。診断や治療方針に不安を感じた場合に、別の専門医の意見を求めることは非常に重要です。これは、主治医を疑うことではなく、自身の健康を守るための当然の権利です。「手術前だから」と躊躇する必要はありません。どんな状況でも安心してセカンド・オピニオンを求められる環境を整えています。
AIが支える医療の未来
ニューハートAIは、基本的な質問には自動応答しますが、AIが答えられない場合には、引き続き医師が直接対応する体制を整えています。迅速かつ正確な情報提供を目指し、患者の不安を少しでも和らげる取り組みとして進化し続けます。
当院は「安全で体に負担のない」医療を提供し、患者の健康に寄り添いながら、高度な技術を追求してまいります。心臓病で悩むすべての方々に、最新かつ最良の医療を提供することを目指しています。
院長 渡邊剛の紹介
渡邊剛医師は、金沢大学医学部を卒業後、ドイツで心臓血管外科の留学を経て、32歳で日本人最年少の心臓移植執刀医として活躍。この経験を活かし、後にさまざまな革新的な手術を成功させてきました。彼は、医療の最前線で革新を続け、心臓外科手術の向上に努めています。
患者へのメッセージ
私たちは、「患者の目線に寄り添った医療」を実現するために、AI技術を取り入れつつ、従来の医療の味わいを大切にしています。心臓病に関する不安を抱えている方には、どうぞお気軽に「ニューハートAI」をご活用いただき、第一歩を踏み出していただけることを願っています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
NHワタナベ国際病院公式サイト