USDC決済実験開始
2025-12-25 14:43:19

SBI VCトレードとアプラスがUSDC店舗決済の実証実験を来春開始

SBI VCトレードとアプラスの新たな取り組み



2026年の春に向けて、SBI VCトレード株式会社と株式会社アプラスが共同で、米ドル建てのステーブルコインであるUSDCを活用した店舗決済の実証実験を行う予定です。この取り組みは、大阪で開催される関西万博EXPO2025のデジタルウォレットの成果を基に、新しいQRコードを用いたキャッシュレス決済のモデルを実現します。

実証実験の目的と背景


この実証実験の主な狙いは、国内におけるUSDCの流通を促進し、インバウンド顧客の利用を促すことです。近年、日本国内では暗号資産やステーブルコインを利用した決済サービスが求められてきましたが、技術的なハードルが存在したため、本格的な実用化が遅れていました。しかし、SBI VCトレードは、国が定めた基準に基づき「電子決済手段等取引業者」として登録されており、安全にUSDCを扱うことができます。

実証実験の仕組み


実証実験では、以下のようなスキームが予定されています。
1. USDCを保有するユーザーは、QRコードを読み取ることで、メタマスクなどのプライベートウォレットにあるUSDCを使って店舗で決済を行います。
2. 決済されたUSDCは、SBI VCトレードが日本円に換金し、アプラスに送金します。
3. アプラスは、送金された日本円を店舗に入金します。

この仕組みにより、ユーザーは簡単に暗号資産を利用した決済が可能となり、店舗も新たな決済手段を取り入れることができます。

両社の強みを活かしたサービス展開


SBI VCトレードは、暗号資産取引におけるフルラインナップサービスを提供する企業であり、特に高いセキュリティ体制で知られています。一方、アプラスは幅広い加盟店ネットワークがあり、QRコードを用いた店舗決済において豊富な経験を持っています。この二社の連携により、より利便性の高い決済手段が創出されることが期待されています。

今後の展望


実証実験から得られたデータや知見をもとに、日本国内におけるUSDCの商用化の道筋が描かれます。さらに、加盟店網の拡大や各種ウォレット・決済アプリとの連携を強化していく方針です。この取り組みは、SBIグループが掲げる「金融イノベーターたれ」という理念を具体化するものであり、顧客中心主義に基づいたサービス提供を目指しています。

まとめ


SBI VCトレードとアプラスによるUSDC決済の実証実験は、国内における暗号資産利用の新たな幕開けを告げるものです。今後の取り組みがどのように進展するのか、多くの人々が注目しています。これにより、インバウンド顧客にとっても魅力的な選択肢が増え、さまざまな新しいビジネスチャンスが生まれることでしょう。


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