新作絵本紹介
2025-07-14 13:47:16

国立西洋美術館が舞台の絵本『森のはずれの美術館の話』が登場!

国立西洋美術館が舞台の新作絵本



2025年8月20日、国立西洋美術館をモチーフにした絵本『森のはずれの美術館の話』が、ブルーシープ株式会社から出版されます。この絵本は、作家の梨木香歩さんが文を担当し、画家のゲオルグ・ハレンスレーベンさんが美しいイラストを描いています。美術館の魅力と、それにまつわる物語が織り交ぜられた一冊です。

絵本の内容



本書は、2部構成になっており、第一部は「電車に乗って美術館にきたある母子の話」と題されています。物語は、母親とはぐれてしまった男の子が出会う不思議なキャラクターたちを通じて進展していきます。彼はあひるや印象的な瞳の女の子、そして謎めいた紳士と出会い、やがて一枚の絵に出会うことで特別な体験をします。こうした出会いが、彼にとって美術館の意味を深めるきっかけとなります。

第二部は「西洋美術館クロニクル」として、大人向けに数年後の未来を舞台にした物語が展開されます。この部分では、西洋絵画を展示する美術館が東の国に誕生するまでの歴史をファンタジーと現実を交えながら、詩的な語り口で描写されます。この章では、建築家の誇りや、西洋美術の脅威を象徴する“竜”などの要素も登場し、より深い視点から美術館を考えるきっかけを提供します。

著者の思い



梨木香歩さんは、自身が物語を創作する際に、美術館の背後にある数多くの歴史や思いを意識していると語っています。「一人の物語であってはならない」という思いを込め、美術館という場が持つ深い意義を伝えたいとしています。ゲオルグ・ハレンスレーベンさんも、国立西洋美術館の美しい光景からインスピレーションを受け、その魔法のような世界を絵に表現しようとしています。

先行販売と特別展示



この本の先行販売が、2025年8月4日から8日にかけて、銀座の森岡書店で開催される出版記念展に併せて行われます。特別展示として、ゲオルグさんの原画やスケッチも展示され、サイン入り書籍の販売も行われます。来場者は、絵を見ることの豊かさを体験できる貴重な機会です。

美術館の魅力



国立西洋美術館は、東京・上野公園に位置する西洋美術の殿堂で、松方コレクションを基にした展示が特徴です。ルネサンスから20世紀までの西洋の絵画や彫刻が収蔵されており、美術鑑賞にとって特別な空間です。アートを通じて、人生の豊かさを見つけることができるこの美術館との結びつきを描いた『森のはずれの美術館の話』は、まさに心に響く絵本として、多くの人に親しまれることでしょう。この機会をお見逃しなく!


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