「NHKニュース7」で紹介された mediPhoneの医療通訳サービスの実際とは

2025年1月24日（金）、「NHKニュース7」で医療通訳サービス「mediPhone」が特集されることとなりました。この放送では、現場での医療通訳者の対応や近年見られる外国人患者の増加、その背景にある要因、さらには日本と海外の診療現場における文化的な違いが取り上げられました。日本における外国人患者の数は年々増加しており、その影響を受けて医療現場でも新たな課題が発生しています。このような状況において、mediPhoneの役割はますます重要になっています。

番組では、事業部長の友久甲子氏がインタビューで外国人患者が抱える悩みを語り、その一例として、外国人観光客のインフルエンザ感染が増えていることについて述べました。特に、文化や習慣の違いから生じるコミュニケーションのすれ違いがあることに触れ、治療費説明を求めるなどの背景を説明しました。この現象に対処するため、 mediPhoneは医療通訳サービスを利用して、患者と医療者の円滑なコミュニケーションを図っています。

mediPhoneは、医療者に対する外国人患者の円滑なコミュニケーションを実現するために設計された、「医療通訳」と「機械翻訳」を組み合わせたサービスです。このサービスは、官公庁や医療機関、さらには消防などでも利用されており、利用件数は既に10万件を超えています。特に、国内での医療通訳者の登録数は非常に多く、最大32言語に対応しており、応答率は驚異の99％を超えています。このため、院内のどの場所からでも手軽に利用することができ、その利便性から多くの医療現場に導入されています。

また、mediPhoneは2020年度のグッドデザイン賞や2022年の日本サービス大賞優秀賞も受賞しており、そのサービスの質を示す証と言えます。特に医療現場においてのこうした通訳サービスは、患者に安心感を提供するだけでなく、医療者にとっても業務の効率化に寄与しています。

2021年には、これまでの経験をもとに、健康経営や予防医療に貢献する新たな事業として「mediment」というクラウド健康管理システムが設立されました。これは、医療通訳事業と合わせて多様なニーズに応じたサービスを提供しようという取り組みです。

mediPhoneの理念は『多様な人々が支え合い、共に成長することで、新しい社会システムの構築に貢献する』ことにあります。多文化共生が進む現代において、この理念を持つことは非常に意義深いと考えられます。

今回の「NHKニュース7」での特集を通じて、医療現場における外国人患者のニーズや、それに伴う課題、そしてmediPhoneのサポートの重要性が広く知れ渡ることを期待しています。また、この放送を見逃した方は、NHKの公式サイトから利用登録を行うことで、アーカイブ配信が可能です。ぜひ、多くの方々にこの重要な情報を知っていただき、医療機関での外国人患者への理解を深める一助となってほしいと思います。