東京発、自治体向け予算管理システム「WiseVine Build & Scrap」のデモ公開が無料に！

自治体の財政状況を改善するために、一般社団法人「新しい自治体財政を考える研究会」（略称：財ラボ）が、株式会社WiseVineとの協力により、先進的な予算編成・経営管理システム「WiseVine Build & Scrap」のデモ環境を無料で公開することになりました。この取り組みは、自立した持続可能な自治体経営の実現に向け、IT技術を駆使し、自治体の財政業務を効率化することを目的としています。

財ラボとWiseVine社の連携背景

最近の物価高や少子高齢化による社会保障費の増大の影響で、地方自治体の財政は厳しい状況に直面しています。このような現状を受けて、自治体は効率的で透明性の高い予算編成と財政運営を求めています。財ラボは設立からわずか2年半で670名以上の会員を持つ急成長中のコミュニティとなり、自治体の財政に関するさまざまな知見を共有しています。これにより、予算編成業務の課題解決が急務であると認識されています。

一方で、WiseVine社は行政運営のデジタル化を推進しており、特に「Build & Scrap」というシステムは予算と事業評価をリンクさせることで、行政活動の優先順位を明確にする手助けをしています。これは既に愛媛県や内閣官房で採用されている実績があり、新しい自治体財政のモデリングにも寄与しています。

予算編成業務を革新する「Build & Scrap」

今回無料公開されるデモ環境では、実際の業務を想定したダミーデータを用いて「Build & Scrap」を体験することができます。これにより、自治体の職員や関係者はシステムの機能や使い方を実感していただけます。

このシステムには、以下のような機能が備わっています。

- 分析機能: 各種のグラフによるデータの可視化を実現。
- 差分比較機能: 変更点を一目で把握。
- クロス集計機能: 面倒な分析資料を瞬時に作成。
- 政策体系機能: 政策全体を可視化。

これらの機能を活用すれば、リアルタイムで重要なデータにアクセスし、迅速な意思決定への手助けとなることでしょう。

無償版の提供について

加えて、財ラボ会員向けに、実際の自治体データを用いて「Build & Scrap」を利用する無償版も提供されることが決定しました。この申込を通じて、個別の自治体は自組織に即した形での試用が可能になります。

最後に

今回の取り組みは、自治体財政業務の効率化を図るための新たな一歩です。財ラボとWiseVineの連携により、持続可能な自治体運営の実現が期待される中、皆様のぜひこのプログラムに参加して、次世代の自治体財政の在り方を体験してほしいと思います。

詳しい情報は、両法人の公式サイトをご覧ください。参加方法やデモ環境の利用についての詳細が記載されています。