名曲と新アルバムの世界観を融合した圧巻のライブ
PERSONZが結成41周年を迎え、今年6月にリリースした23作目のオリジナル・アルバム『WHAT A WONDER WONDERLAND』を引っ提げて、9月12日に東京国際フォーラムCホールでファイナルライブを開催しました。オープニング曲のインスト「ADVENTURE」が流れると会場の雰囲気は一瞬にしてアルバムの世界観に引き込まれ、観客たちは新たなワンダーランドの扉を開く瞬間を感じました。
夢の世界への招待
赤と黒のトランプ柄が施された柱や、アルバムブックレットさながらの衣装を身にまとったメンバーたち。JILLが「ウェルカム トゥ ワンダーランド!」と元気よく声を上げると、会場は大歓声に包まれました。続けて演奏された「WONDERLAND」では、JILLがトランプカードを客席に向かって投げ入れ、運良くキャッチした観客が嬉しそうにカードを掲げ、はじける笑顔が広がります。
圧倒的なパフォーマンス
明るいライトが照らす中、メンバーは楽しそうに演奏し、JILLはその長い金髪を揺らしながらダイナミックに回る姿に観客は魅了されました。楽曲が進むにつれ、観客たちは一体となり盛り上がり、まさにライブの醍醐味を味わっていました。特に「BE HAPPY」の際には、JILLの「一緒に歌って!」の呼びかけで観客も大合唱。5曲目でこの盛り上がりとは、PERSONZのパフォーマンス力の高さを見せつける瞬間でした。
メンバーからの心温まるメッセージ
演奏の合間にメンバーがそれぞれにメッセージを伝え、体調崩すことなくツアーを乗り越えたことを報告。新アルバムについてJILLは「不思議の国のアリスをモチーフ」と語り、これからも皆と共に夢見られる世界を提供する意志を表明しました。
特別なメッセージと共感
バラードの「BLUE ROSES」では歌詞に込められたメッセージが心に響き、続く「HAPPY UNBIRTHDAY」では毎日が特別な日であり、希望を持てるようにという思いが感じられる曲を展開。観客はその一瞬一瞬に感情を重ね、共感する姿が見受けられました。
後半戦も圧巻
後半には楽器チームのジャム演奏が始まり、一層の盛り上がりを見せた中、観客との呼吸を合わせながら盛り上がる「東京タワーであいましょう」へと続いていきます。観客も手拍子を交え、全身で楽しむ様子は見ていて微笑ましい光景でした。また、「HALLELUJAH」や「MAYBE CRAZEE」など、ライブのクライマックスとも言える楽曲が展開され、オーディエンスはその演奏に熱狂しました。
アンコールの感動を再び
アンコールではMEMBERSがツアーを振り返り、今後への意気込みを語りました。「次は47都道府県を回りたい」との思いはバンドの熱い気持ちを表現しているかのようでした。「DREAMERS」ではJILLが観客のもとへ降りて、より一体感のある瞬間を生み出し、その姿に皆が目を輝かせました。
未来への期待
最後に演奏された「DEAR FRIENDS」では、会場全体でシンガロングし、JILLが本田のギターを弾くパフォーマンスもあり、観客は大興奮。今後のツアー計画についても語られ、これからのPERSONZにさらなるワンダーランドが待っていることを予感させる内容となりました。41年目を迎えたPERSONZ、彼らの音楽はこれからも多くの人に感動を届けていくことでしょう。