デジタルライフカンファレンス
2025-09-25 11:30:39

研究者と企業が交差する場「Journal of Digital Life」カンファレンスの開催報告

研究者と産業界のマッチングを促進するカンファレンス



2023年9月6日、岡山市の岡山大学で「Journal of Digital Life」が主催する「The Conference of Digital Life vol.3」が開催されました。今回は約50名の研究者や学生が参加し、「デジタル」というテーマを中心に交流を深めました。カンファレンスでは、ショートピッチ大会や講演論文の発表が行われ、参加者同士の活発な討論が見られました。これにより、研究者と産業界のニーズが接点を持ち、共同研究や新たなプロジェクトの糸口になることが期待されています。

開会の挨拶と期待



実行委員長である岡山大学特任准教授・呂建輝氏が開会の辞を述べ、「岡山大学は多文化共生の環境づくりに取り組んでおり、留学生らが参加することで国際的な交流を促進したい」と語りました。続いて、岡山大学の上席副学長・阿部匡伸氏も参加者に激励の言葉を送ります。最後に、OI-Start会長の野上保之氏からは、AIの進展により個々の価値が重視される時代へと移行することへの期待が寄せられました。

プレゼンテーションと受賞者発表



基調講演では、OI-Start幹事の舩倉隆央氏が「デジタル×サステナビリティ」をテーマに、岡山県内企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みや岡山大学生によるプロジェクトを紹介。「デジタルの力を使い、持続可能な豊かな社会の実現を目指したい」との強いメッセージが参加者に伝わりました。

カンファレンスの盛り上がりを象徴する「アウトスタンディングペーパーアワード」には、至学館大学の八尋風太准教授や栃本涼氏、日本大学の大山勝徳准教授らが選出されました。また、最も優れた講演を贈る「ベストプレゼンテーションアワード」には東京大学の瀬崎颯斗氏が輝き、ショートピッチ大会では有限会社藤川樹脂の藤川勝也氏が産経デジタル賞を、岡山大学のアクラムジョノワ・ディルヨラホン氏がOI-Start特別賞を受賞しました。特に学生の活躍が際立ったことが評価されています。

今後の展望



今年のカンファレンスは、昨年と比べてより多くの発表者と聴衆が見られ、研究者と企業の交流がさらに深まったことが印象的です。これからもこのような場を通じて、デジタル分野での革新や新たなビジネスモデルが生まれ、さらなる成果が期待されます。

「Journal of Digital Life」はデジタル分野に関する論文を国際的に発信する日本発のオンラインジャーナルで、2021年に創刊されました。研究者同士の学際的な交流を通じて、証拠に基づいたサービスの発展を目指しています。詳細はこちらからご覧ください。


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