日立ソリューションズが共通ポイントサービスを強化
株式会社日立ソリューションズは、2023年1月20日より新たにWAON POINTとPayPayポイントの導入を開始し、共通ポイント事業者との接続を可能にするクラウド型サービス「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」の提供を進めていくことを発表しました。このサービスは、複数のポイント制度が共存する現代において、流通や小売業、飲食業のリピーター獲得やマーケティング戦略においてますます重要になっています。
マルチポイントの意義
昨今、消費者は自分の好みに応じて複数種類の共通ポイントを使い分けることが一般的となっています。そのため、加盟店は各ポイントサービスの導入を検討する必要があります。これにより、消費者のニーズに応えつつ、リピーターを育成する機会が増える一方、POS端末やアプリのシステム改修、回線使用料などのコスト負担が大きな課題となっています。
たとえば、特に大規模店舗ではさまざまなポイントサービスの対応が求められ、これが経営の負担になっているケースも少なくありません。
PointInfinity マルチポイントゲートウェイの特徴
「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」は、こうした問題を解決するために設計されました。具体的には以下のような特長があります:
- - 複数ブランド対応: dポイント、楽天ポイント、Vポイント、Pontaポイント、WAON POINT、PayPayポイントの計6ブランドから選ぶことができ、それぞれの事業者への接続オプションを提供します。
- - コスト削減: 接続インターフェースの統一により、POS端末等の改修コストを削減でき、運用面での負担も軽減されるため、加盟店がマルチポイントを導入しやすくなります。
- - 多様な導入先: 全国的な店舗展開を行う大手加盟店だけでなく、ECサイトやスマートフォンアプリへの適用が可能となり、オンラインでもオフラインでも利用されます。
- - デジタルマーケティングとの連携: 自社ポイントサービスと連携可能で、デジタルマーケティングソリューション「PointInfinity」との統合で、さらに多様な顧客データに基づいたマーケティング戦略を展開できます。
このように、加盟店にとっては初期コストや運用負担を抑えつつ、消費者にとっては利便性が高まるサービスと言えます。
価格と問い合わせ
価格は個別見積もりとなっており、詳細は日立ソリューションズの公式ウェブサイトで確認が可能です。サービスに関する問い合わせもオンラインで受け付けており、興味のある店舗や企業はぜひ訪れてみてください。
「PointInfinity マルチポイントゲートウェイ」によって、消費者にとってますます使いやすくなった共通ポイントサービスが、日立ソリューションズの支援のもと、さらに拡大していくことが期待されています。