KAERU株式会社、東京都のスマートサービスプロジェクトで採択
KAERU株式会社が、東京都が推進する「Be Smart Tokyo」の2025年度採択事業者に選定されたことが発表されました。これは、高齢者や障がい者の金銭管理の不安を解消することを目的とした、福祉型キャッシュレスサービスの展開を見込んでのことです。
Be Smart Tokyoとは
「Be Smart Tokyo」は、東京都が立ち上げたスマートサービス実装促進プロジェクトで、令和4年度から始まりました。これにより、東京都内全域を活用し、スタートアップ企業と連携を深め、より迅速にスマートサービスを実現していくことが目指されています。この取り組みを通じて、東京都は新しい形の社会インフラ整備を進めています。
KAERUの課題解決への取り組み
東京都内には約90万人の単身高齢者と90万人の障がい者が暮らしています。彼らは、現金管理においてさまざまな困難に直面しており、特に遠距離に住む家族からの金銭的サポートが難しいケースや、施設職員に多くの時間を要する現金管理が社会的な課題となっています。また、盗難や記録ミスといった問題も日常的に発生しています。
KAERU株式会社は、これらの課題に対応するため、キャッシュレスソリューション「KAERU」を提供。プリペイドカードとみまもりWebサービスを組み合わせ、安心して金銭管理を行える環境を整えています。このサービスを利用することで、本人やその家族、社会福祉協議会、成年後見人、入居施設などがスムーズに連携することができ、金銭管理によるリスクやコストを削減し、各関係者の生活の質(QOL)向上に寄与します。
KAERU CEOの見解
KAERU株式会社の代表取締役である岡田知拓氏は、日本が直面する超高齢化社会において、誰もが自分らしく生活できるための社会インフラの整備が急務であると述べています。金銭的な安心感は、幸せな生活に欠かせない要素です。今回の「Be Smart Tokyo」の採択を契機に、東京都内での共生モデルを確立し、全国展開を目指したい考えを示しています。
「KAERU」サービス概要
KAERUが提供するアシスタント機能付きプリペイドカードサービスは、2022年5月1日にリリースされました。さらには、遠距離の家族がサポートできる新機能も2023年2月14日に登場。利用対象エリアは日本全国で、自立支援に特化したサービスも提供しています。利用者が自分の生活の質を高めつつ、安心して金銭管理ができる環境を整えることを目指しています。
ご本人様向けのサービスやアプリ、さらにご家族様向けの情報は公式ウェブサイトやアプリストアにて確認できます。
KAERU株式会社について
KAERU株式会社は、超高齢社会で安心して暮らせる金融サービスを提供し、誰もが豊かなお買い物を楽しめる社会の構築を目指しています。社名の「KAERU」には、「買える」「帰る」「変れる」という3つの意味が込められており、金銭的な不安を解消することに寄与しています。
経営陣のプロフィール
KAERUを創業した岡田知拓氏は、新卒で決済ベンチャーに入社後、海外のスタートアップでも活動。帰国後はLINEにてサービス立ち上げに携わり、さらにはKAERU株式会社を設立。取締役COOの福田勝彦氏も多様な経験を持ち、メルペイの新規事業にも関与しています。
公式ウェブサイトや関連リンクから、KAERUのサービス詳細や最新情報をチェックしてみてください!