千年の詩が息づく
2025-08-14 18:32:44

日本古来の文学に彩られたオペラ『万葉集』がサントリーホールで上演!

千年の時を超えた音楽が織りなす「万葉集」



2025年11月8日(土)、東京・サントリーホールにて、千住明プロデュースのオペラ「万葉集」が演奏会形式で行われます。この作品は、日本最古の歌集である「万葉集」を基に、作曲家千住明氏の美しい音楽と、俳人の黛まどか氏による感情豊かな台本が融合したもので、観客を古代日本の愛の世界へ誘います。

概要と公演内容


今回の公演は、額田王を主人公とした飛鳥時代の恋物語を描く「明日香風編」と、天武天皇の子である大津皇子と大伯皇女の悲劇を描いた「二上山挽歌編」の二部から成り立っています。第一部の「明日香風編」では、古代の恋人たちの純粋な情熱が描かれ、第二部の「二上山挽歌編」では、大津皇子を悼む感動的な詩が綴られます。

音楽は、指揮者の原田慶太楼氏のもと、豪華なソリストたち、すなわちソプラノの小林沙羅氏、メゾソプラノの谷口睦美氏、テノールの鈴木准氏、バリトンの与那城敬氏、さらにSENJU LAB Choirと東京交響楽団が共演し、期待が高まります。

千住明と黛まどかの世界


作曲家の千住明氏は、その幅広い音楽活動により数多くの受賞歴があります。彼の代表作であるオペラ「万葉集」は、2009年に初演されて以来、大好評を博し、国内外で再演されてきました。彼の音楽は、観客の心に強く響く力を持ち、特に「万葉集」では千数百年前の詩が生き生きとした感情に昇華されています。

一方、台本を担当した黛まどか氏は、俳人としても名を知られる存在で、文化交流使としてフランスを拠点に日本文化の発信に尽力した経歴も持っています。両氏のコラボレーションにより、古代の人々の感情がより鮮明に観客に届けられることでしょう。

参加アーティストの紹介


公演に参加する各アーティストも素晴らしいです。ソプラノの小林沙羅氏は多くのオペラ初演を務め、国内外で活躍する一流の歌手です。メゾソプラノの谷口睦美氏も新国立劇場やさまざまな舞台でその存在感を示しており、テノールの鈴木准氏は宗教曲の分野でも活躍しています。そして、バリトンの与那城敬氏は多くのオペラ作品に出演し、注目を集めています。これらの歌手たちが一堂に会し、作品に命を吹き込む役割を果たします。

チケット情報とアクセス


公演は18:00開演ですが、開場は17:15です。料金は、S席が10,000円、A席が8,500円、B席が6,500円と幅広い選択肢があります。また、25歳以下の若者向けにU-25チケットも用意されていますが、未就学児の入場はできません。チケット申し込みは、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスなどで行われています。

さらに、この素晴らしいオペラの舞台に立ち入るチャンスを逃さないよう、興味のある方はぜひ早めの予約をお勧めします。オペラという形で古代の日本の文化に触れることができる貴重な機会をお見逃しなく!

最後に


オペラ「万葉集」は単なる鑑賞を超え、古代の人々の心情や文化に対する理解を深める作品です。心に残る感動の夜を過ごすためにぜひご参加ください。未来の世代との文化的な連携を感じながら、万葉の時代へと旅するひとときを楽しみましょう。


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