磯田道史が探る陰陽師の真実と驚愕の策略
日本の歴史に名を刻む陰陽師。歴史学者・磯田道史は、10月29日(水)午後9時から放送される特別番組「磯田道史の歴史をゆく」で、陰陽師の実態とその背後にある策略に迫ります。この番組では、京都を舞台に、安倍晴明から戦国武将まで、陰陽師が果たした役割や歴史の裏側を詳しく探ります。
安倍晴明の野心
一つ目の見どころは、700年前の古文書に隠された安倍晴明の巧妙な「自己プロデュース戦略」です。京都府立京都学・歴彩館に保管されているその文書には、天皇を護る「第四の神器」として知られる霊剣を作った安倍晴明の名が記されていますが、磯田氏はこの文書を通じて、晴明がどのようにライバルである賀茂家との競争に打ち勝っていったのかを掘り下げます。
伊達政宗の秘密
もう一つの注目は、伊達政宗が1685年に陰陽師に記させた禁断の文書です。「徳川家康と秀忠が、政宗に対して悪い心を持ちませんように」と切実に願いを記したこの古文書は、政治的な願いが込められており、大坂の陣の後の政宗の恐怖心や策略が赤裸々にされる内容となっています。この生々しい思いには、磯田氏自身も驚かされることでしょう。
陰陽師博物館での体験
そして最後に、京都・大将軍八神社に展示されている80体の大将軍神像や、平安時代から鎌倉時代にかけての魅力的な史料群を、平清盛の子孫である宮司・生嶌宏盛氏の案内で見学します。ここでは、陰陽師の実際の活動やその儀式の背後にあった思想を知る貴重な機会が待っています。
磯田道史氏のコメント
磯田氏は「今回は陰陽師に迫りました。安倍晴明の活躍を記した古文書を見せて頂き、伊達政宗との関係を示す面白い史料も扱いました。陰陽師の歴史や彼らの活動の実態を、様々な角度から掘り下げた内容です」と語っています。また、天文学者としての側面も持つ陰陽師の活動に触れることができ、視聴者が興味津々になること間違いなしです。
番組情報
いよいよ放送が迫る「磯田道史の歴史をゆく」は、BS日テレで10月29(水)午後9時から放送されます。視聴者は、この特別な時間に陰陽師の謎を一緒に解き明かしましょう。ぜひお見逃しなく!